今回はタイのチップ事情について解説しました！
タイはチップ文化って知っていましたか？
いろんなシチュエーションでのチップ相場を知っていたら絶対に損しない！
タイに行くなら覚えておこう！
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チップ支払額目安
竹内社長：安藤さん、タイに引っ越してきて3ヶ月が経ったんですけど。タイに引っ越してきて1番戸惑ってるのはチップなんです。
安藤社長：あー、なるほどなるほど。
竹内社長：やっぱり日本ってチップ文化じゃないんで、心付けみたいなのを払うことないじゃないですか。
安藤社長：ないですね。
竹内社長：タイって元々はチップ文化がなかったらしいんですけど、いろんな国の人が来ることによって、貰うのが当たり前という文化が根付いたと聞きました。
僕らからするとどこからチップを払う必要があって、どのサービスにいくら払って良いのかとか分かんない。
安藤社長：うん。それで言うと絶対に払わなきゃいけないところというか、払うことがタイ人の中でも常識化しているというのがホテルとマッサージ、タクシーです。
じゃあそれぞれ幾らぐらいかなんですけど、もう相場が決まってます。まずマッサージの場合は、1時間50バーツぐらいがタイ人の考える相場みたいです。
竹内社長：あーなるほど！
安藤社長：はい。なので、2時間コースだったら100バーツ。
竹内社長：ほーほー！
安藤社長：はい。そういった形がタイ人の中の常識なんです。外国人の方でそれ以上「1時間に僕は100バーツあげるんだ」みたいな人は、気にいれば全然良いです。また、チップを渡さないと何か問題になるかと言うと、特に問題にもならない。
竹内社長：え、でもその働いている人達からすると、チップが自分の収入にもなるんですよね。チップをくれなかったら、「何だこいつ」って思っちゃいますよね？
安藤社長：まあ、そうですね。なので良く行く行きつけのお店とかで、それこそ「また来たいな」とかって思う時は、ちゃんとチップを多めに渡しておいた方がお互いに気持ち良いかなっていうのはありますね。
竹内社長：マッサージだと大体1時間50バーツぐらい。ホテルは鞄を運んでくれるところから？
安藤社長：そうですね。鞄をお部屋に届けたりとか、チェックアウトで部屋から運んでもらったりとか、その2回しか多分通常使わないと思います。大体その時に、タイ人の感覚・常識では20バーツ。
竹内社長：80円ぐらいかな。100円未満。
安藤社長：うん。あとは日々の清掃で、昔の日本の言い方だと枕銭？っていうんですかね。
竹内社長：はいはい。
安藤社長：あの清掃してもらう時のやつに、20バーツとか置いておくっていうような形です。
そして、観光の方じゃなくてサービスアパートとかに泊まっている方。竹内さんもそうなんですけど。
竹内社長：はい。
安藤社長：掃除に来て下さるじゃないですか。じゃあその為にチップが必要かって言うと、そういう場合は逆に必要ないって感じなんです。
それこそ僕も経験あるんですよ。サービスアパートに住んでいて、枕の下に20バーツを置いておいたら、ちゃんとその20バーツが忘れ物だと思われて、テーブルの上にこう移動してくれてたんです。チップのつもりでやったのに、向こうとしてはそれぐらい受け取る感覚が無いんです。
竹内社長：じゃあ、家賃の中にチップの分も込みになってるよってことですか？
安藤社長：そうですね。なので、メイドさん側もチップをもらえるとも思ってないので。
安藤社長：例えば、ワインをこぼしちゃってすごく汚しちゃったとか、洗い物がめちゃくちゃあるからみたいな時は、まぁ多少なりともいただけたら人間なんで、やっぱりサービスが良くなるっていうのは正直あります。
あと、キャディさんは逆に貰えるものだと思っているので、渡さなかったらあからさまに嫌な顔をされます。
竹内社長：まぁ、でもタイの場合ゴルフがめちゃくちゃ安いじゃないですか。キャディ代を払っても、日本より全然安いんで。
安藤社長：キャディさんは、キャディフィーって言われるものがあります。300バーツぐらいが平均なんですけど、それがまるまる自分のお金になるんですよ。
竹内社長：逆に1日働いて、300バーツしか得られないってこと？じゃああと、プラスでチップで取るぐらいだと。
安藤社長：はい。チップがまるまる利益になります。チップは300バーツぐらいから払う人は500バーツ。稀に「すごい良かった」というときは1000バーツ払ったりする人もみます。
まぁ大体チップを300バーツぐらい払うんですね。そうすると、キャディさんは大体1日600バーツぐらいになるので、25日ぐらい働くと1万5000バーツぐらいになります。普通のオフィスワーカーと、同じぐらいに稼げる。
竹内社長：あーなるほど。
タクシーの注意点
安藤社長：あとまぁタクシーに関しては、端数を上げるぐらいです。タイって結構20バーツ単位なんです。例えば73バーツであれば80バーツ渡して、端数をチップにするとか。外国人の場合は、もう100バーツを払ってそのまま降りちゃうみたいなこともあるんですけど。じゃあ、タイ人だったらどこまでお釣りを貰うかって言うと、73バーツだったら20バーツのお釣りを貰うんです。
竹内社長：タイのタクシーって、そもそもお金を渡してもお釣りを払わないですよね。「あ、ありがとう」って受け取って。
竹内社長：チップをプラスで払うよりかは、もう「お釣り要らないよ」ぐらい？
安藤社長：あーそうですそうです。あとは本当にお釣りを渡す文化が無いので、あんまり大きいお金、例えば500バーツとか1000バーツとか。日本でよくあると思うんですけど、ワンメーターで1万円出したらなんか嫌がられるみたいなことがあると思うんです。
タイもそこは同じで、45バーツなのに1000バーツ出したら、「いやお釣り無いです」って言われる時もあるので、細かいお金はしっかり持ち合わせましょうっていう感じです。
竹内社長：だから僕はタイで1000バーツ使う機会が無い。
安藤社長：確かに大きいお金ってもう、送金とかカードで払っちゃいますもんね。
竹内社長：基本的に、すぐ崩しちゃうので1000バーツはいらない。
安藤社長：なので、僕は銀行行ったときは、帯付きの100バーツと20バーツと50バーツの100枚の束をそれだけもらいます。
竹内社長：それだけ鞄に。
安藤社長：そう。それだけ鞄に持ってればあの、小銭は撒けるんで。
竹内社長：僕もそういう風になれるように頑張ります！（笑）
チップを支払うメリット
安藤社長：日本だと逆に何かしてもらって、「はい1000円」とチップを渡そうとしても、なんか向こう側が、「え、何で？」ってなるじゃないですか。
竹内社長：なりますよね。
安藤社長：タイの場合はそのまま喜んで受け取ってくれるから、逆に何か特別なことしてもらった時はチップをあげたら喜ぶよねっていう感じだし、次からサービスが良くなるっていうのもあります。
竹内社長：最初に1000バーツとかをバンって払っておけば、それ以降のその人のサービスが良くなるじゃないですか。
安藤社長：コントロールですよね。もう常連になったら、何やってもチップを貰えると思われちゃうんで。そこはうまく管理というかコントロールしながらやると、お互いに気持ち良く滞在や生活が出来るって言うのはあるかもしれないですね。
竹内さんが夜「車使いたい」って言ったら、「もちろんいいですよ！」みたいな感じになるんですよ。全然チップを出さない、弊社のK君みたいな人がいたとする。そしたら、「今日夜使うよ」って行っても、「いやもう無理です」みたいな。「残業しません」みたいな感じで断られた。
竹内社長：人間ですからね。
安藤社長：人間なんで。ただタイなんてその数100バーツという、いくらでもないお金で、お互い気持ち良くなれる。これが1回1万バーツだと、流石に我々もちょっと、あれだと思うんですけど、まぁ数100バーツなんで。
竹内社長：うん。
安藤社長：お互い気持ち良くやっていった方が良いんじゃないかなと。
竹内社長：そうですね！
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竹内亢一(たけうち こういち)
株式会社Suneight 代表取締役
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安藤功一郎（あんどう こういちろう）
1981年8月10日生まれ 神奈川県出身
2006年 タイ/バンコクで旅行会社を起業、20億円規模に成長させM&A売却
2012年 東南アジアを中心に不動産事業を展開するDear Life Corporation（ディアライフ）を創業、タイでの住宅仲介件数は14,000件以上。
2022年にGA technologiesと経営統合し、RENOSY (Thailand)代表取締役CEOに就任。
▶️Twitter andoreiwanotora
