今回のタイ移住ガイドは「タイでのスリに注意が必要」という内容でお送りします！
スリに遭って現金が盗まれた場合は諦めるしかない？
クレジットカードも含めて即座にカード会社に連絡した場合、返金の可能性はあるの？
被害届の出し方や被害を最小限にする方法など、タイ駐在ならではの疑問に回答します！
竹内社長：安藤さん、僕の友達がついにスリに遭っちゃいました。アソークって駅あるじゃないですか。あそこは別に治安悪く無いですよね？
安藤社長：まさにそのスリの話題で言うと、ナナ駅とアソーク駅がスリのメッカですね。 観光客が多いんですよ。観光客の方は、例えば浮かれているから被害に遭いやすいじゃないですか。 我々のように住んでいる人は一定の警戒をしているし、何かあっても警察に行ったりする時間があるからいいんですけど、観光客はもう「面倒くさいな」みたいな感じで結構行かなかったりするんで。
竹内社長：で、スリに遭ったんですけど、遭った時ってどうしたらいいんですか？
安藤社長：何を盗られてしまったかによりますね。
現金だけなくなった場合、これは諦めれば終了なんですけど。
クレジットカードも入ってたという場合は、もう大至急クレジットカード会社に連絡をして、「スラれてしまった」とカードを止めていただく必要があります。
どんどんどんどん使われて決済しちゃうと、当然カード会社から返金してもらえる可能性もあるんですけど、返金してもらえない可能性もあります。
なので、大至急クレジットカード会社に連絡をする。
竹内社長：ええ。
ちなみにその友達は、スラれてからクレジットカード会社に電話するまで3時間かかったんですよ。
その間に、なんと600万使われていました。
安藤社長：ああー！
竹内社長：40万を15回。
安藤社長：ええ！やばいですね！
竹内社長：スリに遭ってから30分後には、もう1回目のカード切られてたらしいんで。 もう速攻ですよね。
安藤社長：面倒くさくても、現地に我々みたいなんか友人とかいれば一緒にいってもらって警察で被害届書いてもらうんですよね。
被害届を書いていただくことによって、その他のものも盗まれていた場は、海外旅行保険とかがクレジットカードについてるので、それで、お財布代ぐらいは弁償してくれたりします。
竹内社長：さっきの話は友達の話なんですけど、僕も僕で先週フィリピンでスラれてるんですけど。
安藤社長：視聴者様のために言いますけど、あれはスラれに行ってましたからね、完全に竹内さん。
竹内社長：スラれに行くやつなんて世の中にいませんから！（笑）
安藤社長：完全に……もうスってくださいっていう、もうオーラバンバン出して行ったんで。
竹内社長：鴨がネギを背負ってきましたか？（笑）
安藤社長：はい（笑）
竹内社長：それも被害届を出したら補償されるんですか？
安藤社長：現金は補償されないです。現金まで補償しちゃうと、「いや、俺は財布に500万円入ってた」とかってなっちゃうとだめなので。お財布代とかは保証されます。
ただ、本当にポイントで、財布を買った時いくらだったかっていう証明ができるものが必要です。
例えば本当に安い財布をスられても、「ヴィトンのこの財布だった」って言われても困るじゃないですか。保険会社も。
竹内社長：はい。
安藤社長：なので、領収書だったりとか、インターネットの購入履歴などが必要です。
あとは現地で本当にスラれたっていう警察の被害届。
この二つがあれば、だいたい弁償されます。
竹内社長：もうタイに帰ってきちゃったから、もうだめですよね。
安藤社長：はい。なので、みんな知らないとそうなっちゃうんですよ。
竹内社長：ああ。スラれたらまず警察に行くってことですよね。
安藤社長：そうですね。警察でも言葉も通じないし、色々面倒くさいしみたいな感じになっちゃうじゃないですか。
ただ、カタコトの英語とか今だったらGoogle翻訳見せながら、「ここでスラれました」って言ったら、被害届を書いてくれるので。
竹内社長：はい。
安藤社長：それだけでももらっておけば、まず一つ安心ですね。
安藤社長：あとは、一番困るのがパスポートスラれたケースです。
竹内社長：その友達はパスポートもスられたんですよ。
安藤社長：はい。
竹内社長：だから10日間タイに延泊していますね。
安藤社長：はい。で、これも二つあって、日本にすぐ帰る方。
例えば今日午前中スラれちゃって、今日の夜の便で帰らなきゃいけないみたいな時は、すぐに日本大使館に行くと1回だけ日本に帰るための、パスポートというか証書みたいなのをもらえるんですよ。
竹内社長：臨時パスポートですね。
安藤社長：はい。で、これがあれば日本には帰れます。
その場合は、また日本でパスポート再発行すればいいんですけど。
今回の竹内さんの友人みたいに、日本以外の場所に住んでらっしゃる方だと、パスポートが発行されるまで何日か待ってないといけないんで。大体10日から2週間って言われます。
安藤社長：スリに遭う2パターンをご紹介しておくと、まず1つは普通に1人が話しかけてきます。
なんか地図とか見て、「俺も観光客でわかんないんだけど、どこいったらいいんだ」とか、道を聞いている間にやる。
竹内社長：気をそらしてる間に。
安藤社長：気をそらしてる間にやる。なので、こう知らない人に急に話しかけられた時は。
竹内社長：無視ですね。
安藤社長：そう。無視か、もう本当に「あ、これはスリだ！」って思った方がいいです。そうするとかなり防げます。
安藤社長：で、あともう一つ。これがタイで流行ってる、ニューハーフスリ詐欺っていう抱きついてやるスリですね。
竹内社長：抱きつきなんですね。
安藤社長：まあ、女性のケースもあるみたいなんですけど、抱きついてきて「うわー」とかって言って、夜の街でなんかじゃれ合ってるうちに、スリに遭うパターン。
安藤社長：なので、抱きつかれたりとか知らない人から話しかけられた時は、スリかもっていうアンテナを張ると、だいぶ違うと思いますね。
竹内社長：はい。いやーこれシラフだったらまだしも、繁華街でちょっとお酒を飲んでいて可愛い子が抱きついてきたら、意識はそっちにしか行かない。これごめんなさいね、女性の方に悪いですけど、男はちょっと行っちゃうじゃないですか（笑）
安藤社長：いや、僕はそんなことないです。
竹内社長：いやいや、真顔で言われても（笑）
竹内社長：でもそうっすよね。抱きつきと、あとは気をそらす。
安藤社長：はい。まあ、抱きつきも気をそらす一種だと思うんです。
逆にタイはすごく安全なので、それこそフィリピンとかアメリカみたいな、銃とかナイフ突きつけられて「金出せ、出さないと殺すぞ」みたいのはないので。
全くない、ゼロということはないと思うんですけど、圧倒的に少ないので。
竹内社長：うん。
安藤社長：本当に、先ほどあげた二つのパターンが一番多いので、この二つにかなり注意しといた方がいいかなと思います。
安藤社長：なので、やっぱり出かける時は、その時に使うぐらいの現かしか持っていかない。
クレジットカードも1枚、心配だったらポケットにちょっと入れとくとかっていう形にして、もうパスポートも何もかも置いていっても別に問題ないので。
ちなみに、これ細かい話すると、海外にいる外国人はいつ検問に遭ってもパスポートを出さなきゃいけない。パスポート携帯義務っていうのがあるんです。
本当は義務なので持ってなきゃいけないんですけど、持ってなかったとしても携帯に写真入れとけば、「いや俺はこうだから」って言えればいいので。
中には悪い警察官がいて、「パスポートを持っていないから罰金1000バーツ」とかあると思うんですけど、でも、本当にスリに遭って帰れなくなっちゃうよりは遥かにマシなので。その方がいいかもしれないですね。
竹内社長：なるほど。推奨はできないけれど、そういう対策はあるよってことですね。
安藤社長：はい。
竹内社長：はい。わかりました。ありがとうございました！
安藤社長：ありがとうございました！
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竹内亢一(たけうち こういち)
株式会社Suneight 代表取締役
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安藤功一郎（あんどう こういちろう）
1981年8月10日生まれ 神奈川県出身
2006年 タイ/バンコクで旅行会社を起業、20億円規模に成長させM&A売却
2012年 東南アジアを中心に不動産事業を展開するDear Life Corporation（ディアライフ）を創業、タイでの住宅仲介件数は14,000件以上。
2022年にGA technologiesと経営統合し、RENOSY (Thailand)代表取締役CEOに就任。
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