タイ・バンコクの新型コロナウイルス事情…
街で起きているリアルな撮影映像も捉えました。
スタジオトークでは今起こっている情報をお届けします。
（2020/03/25投稿）
【出演者情報】
◦石井エリ(いしい えり)
1991年7月29日生まれ 埼玉とパタヤ出身
日タイハーフ 大学卒業後からタイに本格移住
趣味は海外旅行/美味しい物巡り/動物全般/語学
特技はなんでも楽しめるというマイペンライ精神を持つ。
▶️インスタグラム https://www.instagram.com/eri_thailife.141/
◦安藤功一郎(あんどう こういちろう)
1981年8月10日生まれ 神奈川県出身
2006年 タイ/バンコクで旅行会社を起業、20億円規模に成長させM&A売却
2012年 東南アジアを中心に不動産事業を展開するDear Life Corporation(ディアライフ)を創業、タイでの住宅仲介件数は10,000件以上
現DLホールディングス株式会社 代表取締役CEO。
◦田中D（女性、B型）
元テレビ局員（番組制作16年、宣伝プロデュース7年）
AD,FD,AP,ディレクター、プロデューサー、キャスティング、宣伝プロデュースを経験。
タイが好き過ぎて転職を決意。2019年11月にタイに赴任し「テレビと同じクオリティの番組制作」をモットーに日々奮闘中
土日の市場の様子
土日限定の市場・チャトゥチャックです。
普段なら観光客で賑わっていますが、コロナの影響でしょうか観光客がほとんどいません。
コロナ情報①3月22日の夜からバンコクの街がゴーストタウン化している。
タイ政府が新型コロナ感染拡大を防ぐために…
安藤：この映像を撮っているのが3月23日の夜になります。
昨日の夜からバンコクの街がゴーストタウン化しています。
日中も夕方・夜も、おかげさまで渋滞はなくなりました。
石井：実際にタイでは、マッサージ店やナイトスポット、映画館、スポーツ施設も営業禁止になっています。
＜実際の映像＞
石井：今、NANA PLAZAに来ています。
普段はかなり煌びやかでギラギラとした歓楽街なのですが、
3月23日現在では真っ暗ですね。中に入れないようになっています。
石井：3月23日のSoi Cowboyにやって来ています。
かなりネオンがギラギラの歓楽街なのですが、見てください！
今はゴーストタウンみたいになっています。
歩いているのはネズミだけですね……ネズミはかなりいます。
田中D：いる！？
石井：怖い……。
田中D：わぁぁぁぁぁ!!!
石井：りゃぁぁぁぁ!!（笑）
コロナ情報②レストラン・ショッピングモール・市場・遊園地・サロンなど
26種類の施設が営業できない状態になっている
安藤：ほとんどの業種がタイ政府の通達によって営業を禁止されているので、
逆にお店を開けて良い業種が少ない状況になっています。
持ち帰りができるレストランや、薬を売っている薬局・日用品を買うスーパーは開いているけど、それ以外は全部閉まっている状態です。
安藤：なので、開いているお店がない状態です。
石井：実際に私もエムクオーティエ（大型デパート）に行ってみたんですが、
レストランは全部テイクアウトのみで営業していました。
椅子やテーブルは全部横にしまってある感じでした。
安藤：多分見回りが来るので店舗営業をしていないアピールのために、全部椅子をテーブルに乗せたりしているのかな、と思います。
コロナ情報③タイ保健省によると
タイにおける新型コロナ観戦者が合計721人（3/23現在）
石井：3月23日の時点で、タイでは感染者の人数が721人になりました。
なんとこれは、1週間で5倍も増えてしまったということです。
感染者が5倍も増えてしまったことに関して、どうお考えですか？
安藤：先週までは1日の感染者の方が10人とか1桁台で収まっていました。
この3日間では、毎日100人超えといった状況です。
おそらくこれは、「コロナウイルスのことが騒がれ出して、症状が2週間くらい潜伏するようなので罹った方が急に症状が出て、医療機関で調べた」ということで人数が増えたのだとは思います。
コロナ情報④バンコクで発症 ＜ バンコク以外で発症（3/23現在）
安藤：注目すべきは、3月23日の時点でバンコク以外で発症した方の人数が、バンコクで発症した方を上回りました。
今まではバンコクでしかなかった病気がバンコク以外でも流行り出して、バンコク以外の方が増えているという状況です。
私の考えでは、例えばレストランの店員さんやマッサージの店員さん、あとは弊社のムエタイのトレーナーさんとかサッカーのコーチとか、
そういった方は地方から出てこられてる方が多いんですね。
今の状況ではお店を閉めざるを得なくて、そういった方たちが出勤ができなくなり、やることがないので田舎に帰ります。
そうすると持っていた病気を田舎に持っていってしまうので、地方都市でどんどん感染が広がっていっているという、悪循環になってしまったのではないでしょうか。
安藤社長の考え
働くことができなくなり田舎に帰る人が多くなったため
バンコク以外での発症が急増した
田中D：ソンクラン（タイにおける旧正月）を延期した意味がなくなったんでしょうか？
安藤：本当にそうなんです。
ソンクランで民族大移動をすると、感染が外に広がってしまいます。
外国人をタイに入れないようにするといった封鎖状況を、バンコクの中でも同じようにやっていればよかったのですが、
ソンクランではなく今回は休業通達のせいで、民族大移動が始まってしまったということが大きいと思います。
安藤社長の考え
バンコクの中で封鎖するべきだったのが
休業通達で民族大移動が始まったことが大きく影響した
コロナ情報⑥タイに入国できず、入れ替えのラッシュが止まり
半分キャンセルの状況となっている（3/23現在）
石井：不動産業も転勤の季節だと思うんですが、ディアライフで影響は出ていますか？
安藤：そうですね。今回発令がされた3月22日0時以降は入国する際に健康診断書が必要となっています。
しかも「コロナウイルスに感染してないですよ」という英文の診断書が必要です。
これは実質、外国人の入国禁止に近いと思います。
こういった診断書は物理的に日本の医療機関では取ることが不可能に近いんですね。
私も日本の医療機関に問い合わせてみたんですけど、
今の状況だと何か症状がある方を医療機関も優先しているので、「渡航に必要なので診断書ください」というのは受け付けてくれない状況のようです。
医療機関は熱など何かしらの症状がある方を優先して対応
渡航のための診療受付は厳しいのが実情（3/23現在）
今は赴任・入れ替えのラッシュなんですが、タイに入ってこられないという状況がネックで止まっています。
入国禁止のような状況で、先延ばしもいつまで続くかわからないので、半分キャンセルの状況になっていますね。
石井：今タイでも新学期です。学校では、日本から入国した場合は診断書を必要とすることがあるそうです。
実際病院で対応しているのか、サミティベート病院スクンビットに取材をお願いしたところ、このように返事をいただきました。こちらを読み上げます。
「ここタイでも陽性患者が急増している状況から、当院でもこの刻々と変化する状態や政府からの要請への対応、また住民の皆様への告知、情報提供で大変立てこんでいるのが実情です。
大変申し訳ありませんがこのような状況から、取材をお受けするのは辞退申し上げます。」
3/23付 サミティベート病院スクンビットHPより
学校・企業を含め、止むを得ない状況から診断書を要求されている方に検査を実施するよう、サミティベート病院でも態勢を整えた※要予約
石井：詳しくはサミティベート病院のHPをご覧ください。
私は症状はなかったんですけど、病院で働いていたので受けなくてはいけないタイミングがありました。
実際に検査を受けたところ、インフルエンザの時のような長い棒を……
安藤：あのオエってなるやつ（笑）
石井：鼻から脳みそに突き抜けるくらい長いやつを、笑っちゃダメなんですけど本当に痛かったです。
それをガッと、鼻と喉の2箇所に入れます。
あと唾液も取るというのが、COVID-19の検査です。
石井：私の検査結果は陰性でした！
安藤：自分も陰性です!!
田中D：安藤社長みたいに熱がある人と、ERIちゃんみたいに熱がない人では、隔離される・しないという違いがあったんですよね？
安藤：僕の場合は、biohazardと書かれた囚人部屋のような隔離室に通されて検査をされました。
陰性だったらそこから出られますが、陽性の可能性もあったので隔離室に入れられたんですね。
発熱していた安藤社長の場合
biohazardと書かれた囚人部屋のような所に隔離された…
隔離室は地下室みたいな所なんですが、霊安室か！って感じのところでした。
サミティベート病院の地下には初めて行ったんですが、時期も時期だからか、おそらく15室くらいあった隔離室が結構埋まっていました。
※安藤社長は陰性でした!!
某オフィスビルの様子
こちらのエレベーターには24人乗れるのですが、コロナ対策のために足元に枠が仕切られています。
枠1つに1人しか入れません。なので、現在9人しか乗れないようになっています。
タイあるあるなんだか曖昧なところ。
石井：24人乗りのエレベーターが9人分に区切られていたんですが、これは実施予定なのか今実施しているのかよくわからないです。
タイあるあるなんですが、ちょっと曖昧な感じが……。
安藤：少なくとも入口で人数を数えていないので、タイあるある的な……。
田中D：むしろそこで渋滞しますよね。
安藤：そういえば、混むエリアのコンビニではお昼や朝の時間にみんな物を買いに行くので、すごく混んでしまいます。
密集して人同士の距離が近くなってしまうということで、コンビニでも入店制限をして3〜4人ずつしか入れなくなっています。
ルイヴィトンみたいだよね笑
石井：高級店みたいですね！
タイあるある②本末転倒な感じがあるところ。
安藤：ただ、結局そのコンビニの入店待ちの列で20〜30人が店の前に並んでいるので、その列はどうなの？と思います。
これもタイあるあるですけれど。
石井：（笑）
バンコクではコロナ対策でこんなことも
石井：コロナウイルスに有効とされているナノ消毒スプレーを使用しているゲートだそうです！
通ってみましょう！
石井：特に何も感じません（笑）
石井：エムクオーティエの中庭では、マスクを買うために熱を測ってから入る感じです。
マスクを買うための列が並んでいます。
「おいくらですか？」
4枚で10バーツ（約30円）だそうです。
コロナによる影響
バンコクでは3/22〜4/12までスーパーなどを除く商業施設が閉鎖
観光地となっている一部の寺院や応急なども独自の判断で閉鎖することも（3/23現在）
石井：タイではかなり入国が厳しくなっています。タイ航空で働いている友人の情報によりますと、
今日（3/23）の羽田〜バンコク便ではなんと！お客さんが一人も乗っていなかったそうです。そんなこともあるんですね。
それくらいかなり厳しい状況になってきました。
石井：レストランもテイクアウトのみの営業になったり、ナイトスポット・ショッピングモール・お寺などもついに閉鎖されていきました。
コロナによる物件事情
タイに入国してから14日間は入居できない
または入居後14日間は部屋から出ないでと言われている状況
安藤：我々の業界でも、タイに入国してから14日間は過ぎないと物件入居できなかったり、入居してからも14日間部屋から出ないでくださいと言われるような状況です。
先ほどのレストランの話でもありましたが、
かなり衣食住のライフラインが不便な状況になってきたと実際にかなり肌感覚で感じています。
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