タイではさまざまな乗り物が利用されています。そこで今回は、タイにはどんな乗り物があるのか、利用できる乗り物を一覧で紹介します。
生活をするうえで重要な乗り物事情について、ぜひ参考にしてみてください。
タイの乗り物にはどんな種類がある?
さっそくタイで利用できる乗り物を種類別に、それぞれの特徴や乗り方、値段を紹介していきます。
鉄道
タイの乗り物の代表例として、鉄道があります。
高架鉄道(BTS)
高架鉄道(BTS)は民間企業が運営する高架鉄道で、「スカイトレイン」とも呼ばれます。バンコク市街地を走り、日本人駐在員だけではなく観光客にも人気の乗り物です。
バンコクのBTSの運賃は16~59B程度で、1日乗り放題になる乗車券は140バーツで販売されています。
地下鉄(MRT)
地下鉄(MRT)はバンコクの首都圏を走る鉄道で、バンコク・高速道路とメトロ社が運営しています。
MRTの切符は「トークン」と呼ばれるプラスチック製の黒い丸いコインを利用するため、トークンは窓口または自動販売機で購入しなければいけません。
バンコクのMRTの運賃はブルーラインで16~42B、パープルラインで14~70B程度となっています。
空港線(ARL)
空港線(ARL)は、タイのスワンナプーム国際空港とバンコクの市街地を結ぶ高速鉄道で、「エアポートリンク」と呼ばれています。タイ国鉄の傘下組織が運営しています。
シティラインを利用すると空港からバンコクの市街地まで約27分で移動することができ、バンコクのARLの運賃はシティラインで15~45B程度です。
タクシー
タイではバンコクなどの主要都市ではメータータクシーも運行されています。タイのタクシーは日本に比べて初乗り運賃が安く、数名で移動する場合は鉄道よりもタクシーで割り勘するほうが値段は安い傾向にあります。
ただし、渋滞に巻き込まれると停止時間で運賃が加算されるため割高になったり、渋滞する時間帯やエリアでは乗車拒否されたりすることも多いです。また、タイではタクシーの質があまり良いとは言えず、犯罪行為に及ぶ運転手までいるため、注意しなければいけません。
タイのバンコク市内を走るタクシーの初乗り料金は1㎞35バーツ(約120円)、1㎞以後は360m毎に2バーツが加算、渋滞時は1分あたり2バーツが別途加算されるシステムとなっています。
また、空港から乗車する際は空港利用料が別途50バーツ、高速道路を利用するときは実費として高速料金25~75バーツの支払いが必要です。
モーターサイ(バイクタクシー)
交通渋滞が酷いタイのバンコクで活躍する乗り物が、モーターサイ(バイクタクシー)です。
モーターサイ(バイクタクシー)は個人が各々で登録したバイクで走るため、運転手の質はさまざまです。
また、狭いソイ(小路)の各拠点に乗り場があり、持ち場があるため、モーターサイの運転手は持ち場以外で乗客を拾いません。
モーターサイの料金はソイ内では料金の目安が決まっていて(乗り場にタイ語で料金表が貼られています)、大体10~20バーツ程度(約28~56円)となっていますが、担当エリアを跨ぐ長距離移動の際は交代制となり、メータータクシーなどより料金が高くなります。
公共バス
タイの乗り物の中でも安く、各主要施設へ行くことができるのがバスです。
タイ人の多くがバスを交通手段として利用していますが、走行路線が複雑であるため、目的地にたどり着くためにはあらかじめ調べておく必要があります(最近はバス停に路線図が設置され、どのバスが何処へ行くか確認することが出来る様になりました)。
タイのバス料金は7バーツ(約19円)~とかなり安く設定されていて、バンコク市内を巡る運河やチャオプラヤー川を走る路線ボートも10バーツ(約28円)~と安くなっています。
ミニバス
タイで長距離を走る乗り物が「ロットゥー」と呼ばれるミニバスです。ワゴン車のようなミニバスですが、バスに続いてタイではメインの乗り物となっています。
ロットゥーはデパートの前やBTS、MRTの終点駅などさまざまな場所から発車していて、チケット売り場でチケットを購入後、ロットゥー乗り場から乗車することができます。
1時間あたりの距離なら70バーツ程度で利用することができ、乗客が集まり次第発車するため、15~20分程度の待ち時間が必要となることもしばしばあります。
トゥクトゥク
タイの乗り物の代名詞にもなっているのが、三輪バイクのトゥクトゥクです。トゥクトゥクはバイクのように小回りが利くため、荷物が多い場合でも渋滞に巻き込まれずに乗ることができます。
ただし、トゥクトゥクの料金は基本的に交渉制となっており、観光客相手には吹っ掛けられることもあります。相場は徒歩10~15分程度の場所で30バーツ、それ以上であれば50~80バーツ程度で利用することができます。
ソンテウ
タイで利用されている乗り物として、乗り合いピックアップのソンテウがあります。
荷台の部分がトゥクトゥクのような屋根のみのオープンな造りをしていて、大人であれば約10人程度乗ることが可能です。
パタヤやチェンマイなどでよく利用されている乗り物で、乗るときは手を挙げて運転手に合図をします。運行形態は路線バスの様に行先が決まっているものと、タクシーの様に行先を告げ料金を交渉する2タイプあります。
サムロー
サムローは田舎で見かける人力三輪自転車です。人力なのでスピードは速くありません。
また、今や田舎でも少ない乗り物となっているため、見かける機会も少なくなってきています。
サムローの料金は交渉制となります。基本的に適正価格での交渉となりますが、仮にぼったくられても20バーツ(約56円)程度上乗せされる程度でしょう。
最後に
さまざまな乗り物が存在するタイは、日本に比べると未だ交通事情が良いとは言えません。しかし、乗り物の種類が多いため、慣れると快適に移動することができるでしょう。
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