タイには多くの川が流れており、水上でのマーケットが多く見られます。しかし、近年水質汚染が社会問題となっています。
タイの水質はもともと決して悪くないのですが、上水道管理は日本ほど整っていないことが水質汚染の原因となっています。
そのため、タイでは水道水をそのまま飲むことは基本的にできません。タイで水を飲むためには水を購入する以外に浄水器やウォーターサーバーを導入する必要があります。
この記事では、タイの水の特徴、また浄水器を導入する方法を紹介します。
タイの水の特徴
タイは硬水の水であることが一般的です。
水質自体は悪くはないのですが、上下水道の設備が整っていないため基本的にタイの水は飲めません。
また、レストランでは一般的に日本のような水のサービスがないので注意しましょう。
上下水道が整っていない
タイでは日本の浄水技術を導入していることから、水の水質は決して低いわけではありません。
しかし、上下水道をはじめとした水道インフラに問題があるため基本的に飲めないといっていいでしょう。
水道管や貯水タンクが老朽したままの状況であることが多く、汚れやサビが発生してしまい水に不純物が混ざっている場合があります。
これらの不純物は沸騰させてもなくならないので注意が必要です。
日本のように水道水を飲める国は珍しいと考えるべきでしょう。上下水道が整備されている場合でもそのまま飲める国はほとんどないといって過言ではありません。
硬水である
タイの水道水は硬水であり、WHO(World Health Organization、世界保健機関)の基準では120mg/L以上です。
日本で一般的に売られているのは硬度50未満の軟水であることが一般的です。
日本人にとって硬水の特徴として、髪がぱさつたり肌にあわなかったりといったことがあります。
タイでは浄水器やウォーターサーバーの水を生活用水に利用している人も少なくありません。
水が合わないと健康状態にも影響することがあるため、タイに移住したり駐在することが決まったら早めに浄水器やウォーターサーバーの導入を検討するようにしましょう。
レストランの水
タイでは日本のように水はサービスではありません。これは、タイでは水は買うものであると考えられるためです。
タイの屋台でもタイの屋台には有料のペットボトルを置いていることが一般的ですが、ごくまれに水がテーブルに置かれていることがあります。
もし用意されている水が心配であれば、お店の有料のペットボトルを購入するとよいでしょう。
肌や髪に合わない場合がある
タイの水は日本の水と比べて2倍以上硬水です。そのため、肌が敏感な方は合わない可能性があります。
どうしても合わない場合は、保湿力の高い化粧品や洗顔フォームなどを利用するとよいでしょう。
タイで水を飲む方法
タイで水を飲むためには、基本的に下記の2つのいずれかを活用する必要があります。
- 浄水器やウォーターサーバーを導入する
- 水を購入する
浄水器やウォーターサーバーを導入する
自販機で安く手に入るのも魅力的ですが、やはり自宅で飲み水がすぐに用意出来た方が何かと助かりますよね。
タイに移住したり、長期的に滞在する場合は、キッチンに浄水器かウォーターサーバーを導入することをおすすめします!
浄水器であれば、蛇口をひねれば日本と同じように飲み水をだせますし、ウォーターサーバーであれば小さなお子様のミルクづくりや、お仕事の間のコーヒーを入れるのも手間がかかりません。
浄水器かウォーターサーバーのどちらかを導入するかはライフスタイルによって異なるかと思うので、賃貸を決める際に検討してみてはいかがでしょうか。
水を購入する
タイでは、コンビニやスーパーマーケットなどで、ペットボトルの水を購入可能です。ミネラルウォーターやドリンキングウォーターなどさまざまな種類があるので、自分にあったタイプの水が見つかるでしょう。
また、道路脇やマンションの敷地内に1~2リットルあたり1バーツ程度で購入できる飲料水のウォーターサーバー型の自動販売機もあります。
近隣に住んでいる方は空のペットボトルを持参して持ち帰っています。
ウォーターサーバー型自販機の値段は地域によって変動があります。
場所によっては6リットル2バーツと設定されているところもあるようです。
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タイの水道水は飲める?|まとめ
いかがでしたでしょうか、今回ご紹介したように、タイでは水道水を飲むことはできません。
水道は十分飲める品質なのですが、上下水道の施設は十分ではないため、浄水器やウォーターサーバーが必要です。
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