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タイの平均年収はいくら?業界・地域ごとの年収を日本人向けに解説

タイの平均年収はいくら?業界・地域ごとの年収を日本人向けに解説

親日国として知られるタイは日本にとっても身近な存在であり、気軽に旅行できる観光地として人気が高い国です。

近年では芸能人やビジネス系インフルエンサーが海外移住するケースも多く、タイのバンコクは移住先としてとても注目されています。

タイに移住してみたいけど「日本と比べてタイの平均年収はどうなの?」と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、日本人がタイで働く場合の平均年収や暮らしやすさを詳しく解説します。タイへの移住を検討している方はぜひ参考にしてください。

この記事では、以下のような悩みにお答えします。

  • タイで働く場合の平均年収っていくらくらい?
  • 日本人でもタイで生活していけるのかな?
  • 日本人がタイで働く場合のおすすめの職業などが知りたい!

タイの平均年収は?

タイの平均年収

タイ人がタイで働く場合の平均年収は日本円に換算して約130〜140万円であり、月収にすると平均で約11万円程度になります。

ただしタイの平均年収には地域格差や教育格差などが大きく影響しているため、地域によって大きな所得格差が生じているのが現状です。

タイ全体で収入額の上位20%に入るバンコクの富裕層のみがタイの平均年収に達しており、タイの平均年収の40%は富裕層が占めています。

バンコク以外で働くタイ人の多くは農林業や飲食店に勤める人が多く、富裕層以外の方々の平均年収は約30〜40万円程度です。

日本人がタイで働く場合の年収は約300〜530万円

一方で日本人がタイで働く場合の平均年収はタイ人よりも高い場合が多く、日本円に換算して約300〜530万円とタイ人の富裕層の2倍以上の年収を稼ぐことができます。

近年では円安の影響を強く受けているため、日本国内で働くよりもタイで働いた方が効率良く年収アップできる可能性が高いです。

また、タイは日本よりも物価が安い傾向なので、ゆとりある快適な生活を目指せるでしょう。

タイの物価の目安

タイの物価は日本よりも安く、約1/3程度が目安となります。しかし物価と言ってもジャンルによっては日本との価格差が無いものもあるため、下記の3つのジャンルを比較して見ていきましょう。

  • 食費
  • 家賃
  • 交通費

ちなみにタイの通貨は「バーツ」であり、2023年時点で「1バーツ=4.13円」です。本記事では1バーツを4円で計算し、それぞれの物価の違いについて詳しくご紹介します。

タイの物価の目安|食費

タイの食事代はとても安いイメージがありますが、自炊する場合と外食する場合で大きな差があります。自炊する場合の方が食事代を安く抑えられるのは日本と同様です。

タイで外食する場合の食事代

タイで外食する場合の食事代は、日本と大して変わりません。しかし、タイ料理に限っては日本よりも若干安いと言えるでしょう。

おすすめタイ料理 タイの料金
トムヤムクン 約50バーツ(200円)
カオマンガイ 約60バーツ(240円)
ムービン 約15バーツ(60円)
カオ・ソーイ 約50バーツ(200円)

近年ではタイでも日本食がブームとなっており、日本の人気チェーン店も多く出店されています。しかし、お馴染みの日本食をタイで食べる場合は輸送費が上乗せされるため、日本での価格と同等がそれ以上になる場合もあるため注意が必要です。

タイのレストランで食事をする場合は総額の10%をチップとして渡すのがマナーとなっているため、チップ代も含めて食事代を想定しておくようにしましょう。

タイで自炊する場合の食事代

タイでは食材の価格が日本と比べて全体的に安い傾向があり、自炊をするのであれば食事代をかなり安く抑えることが可能です。

一般的な食品の販売価格は、以下の通りになります。

品目 タイ価格 日本価格
米(5kg) 約250バーツ(1,000円) 約2,420円
食パン(5枚) 約38バーツ(152円) 約165円
卵(Mサイズ10個) 約45バーツ(180円) 約253円
鶏もも肉(1kg) 約100バーツ(400円) 約1,400円
豚バラ肉(1kg) 約260バーツ(1,040円) 約2,600円
牛乳(1L) 約49バーツ(196円) 約200円
ニンジン(1kg) 約23バーツ(92円) 約380円
玉ねぎ(1kg) 約35バーツ(140円) 約280円
キャベツ(1kg) 約32バーツ(128円) 約180円
カップラーメン 約14バーツ(56円) 約160円

食パンや牛乳などは日本と同等の価格帯で販売されていますが、お肉や野菜などは日本よりも断然安く手に入ります。

自炊メインの生活スタイルであれば、月の食事代は8,000バーツ(32,000円)もあれば十分と言えるでしょう。

タイの物価の目安|家賃

タイの家賃は日本と同様に住む地域によって大きく変わります。日本人が特に好んで住むエリアはタイの中心部であるバンコクになりますが、東京都並みの価格である場合が多いです。

東京都と同価格帯であっても設備や立地条件を考えると、バンコクの方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

人気エリアであるバンコクの「スクンビット」の物件例は以下の通りです。

  • 家賃28,000バーツ(112,000円)
  • 駅から徒歩5分圏内
  • 45平米(24畳程度)
  • プール付き
  • サウナ付き
  • フィットネスジム付き

スクンビットエリアのアパートであれば日本人の入居率も高いため、海外移住の不安も軽減できます。

タイの物価の目安|交通費

タイでよく使われている公共交通機関は電車・路線バス・タクシーとなっており、いずれも日本と比べてかなり安く利用できます。

バンコクと東京都の公共交通機関の価格を比較したのが下記です。

公共交通機関 バンコクの価格 東京都の価格
電車の初乗り料金 16バーツ(64円) 140円
路線バス 8〜15バーツ(32〜60円) 210円
タクシーの初乗り料金 35バーツ(140円) 500円

いずれの公共交通機関も日本価格の半額以下で利用できるため、マイカーを所有しなくても生活に困ることは無いでしょう。

特にタイではタクシーがかなり安く利用できるので、マイカーを所有する際の維持費がかからないのもポイントです。

業界別に見るタイの平均年収

タイの平均年収を職種別に解説

ワールドサラリーズのデータによると職種によって平均年収に大きな開きがあり、所得格差が非常に大きいのがタイの特徴と言えます。

職種別の平均年収は以下の通りです。

職種 平均年収
パイロット 約576,000バーツ(約2,304,000円)
医師 約496,800バーツ(約1,987,200円)
エンジニア 約391,920バーツ(約1,567,680円)
歯科医師 約375,960バーツ(約1,503,840円)
薬剤師 約210,000バーツ(約840,000円)
システムエンジニア 約196,080バーツ(約784,320円)
看護師 約183,600バーツ(約734,400円)
バスドライバー 約91,800バーツ(約367,200円)
大工 約56,040バーツ(約224,160円)

パイロットと大工では年収に10倍以上の差があり、タイの平均年収を超える職種はわずかであることが分かります。

日本人がタイで働く場合、日本人の最低賃金は月50,000バーツ(20万円)と法律で定められているため、タイのパイロットの年収を上回るだけでなく更なる年収アップが可能です。

日本人の場合は営業職の求人が多く、タイに進出してくる日系企業との取引窓口として日本語対応ができる日本人が重宝されています

日本人でも働きやすい地域

日本人はバンコクから通えるエリアがおすすめ

日本人がタイで働くなら、バンコクを拠点として通勤できる範囲がおすすめです。バンコクには日本人移住者がたくさんいるため、日本人同士のコミュニケーションも活発に飛び交っています。

家族連れでの移住であったとしても、日本人が多くいるバンコクならお子様が馴染みやすいのもポイントです。

タイの始業時間は日本と比べて早いのが特徴としてあるため、通勤エリアは居住地からできるだけ近い場所を選ぶようにしましょう。

始業時間が早いので定時上がりが定着しており、多くの方が帰宅後に副業や学業に打ち込んでスキルアップを目指しています。

タイの平均年収|まとめ

タイの平均年収は日本と比べて決して高くはありませんが、日本人がタイで働く場合はタイのパイロット以上の年収が最低賃金で保証されています。

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