バンコクに駐在が決まったらすぐに始めたいのが家探しですよね。バンコクではどのようにして家探しを進めればよいのでしょうか?
ここでは、バンコクでの家探しの際に注目したい、エリア別の特徴や家賃相場、生活費の相場をご紹介します。
目次
- バンコクの家探し、まずは何から始める?
- バンコク駐在員に人気なのはどこ?エリア別の家賃相場
- バンコク駐在用賃貸物件の選び方
- バンコクの家探しで不動産会社を選ぶポイント
- バンコクで家探しをする際の注意点
- バンコク駐在の生活費相場は?
- バンコク駐在でもらえる家賃補助の目安はいくら?
- バンコク駐在員の家探しは「dearlife by RENOSY」で
- 最後に
バンコクの家探し、まずは何から始める?
まずは、バンコクでの家探しの基本的な流れから説明します。
① ネットで情報を集める
② 希望条件をまとめる(エリア・物件種別など)
③ 現地の不動産会社を調べ、問い合わせる
④ 現地で物件を内見する
⑤ 不動産会社で賃貸契約を締結する
①〜③までは日本に居ながらでも可能です。
バンコクへの駐在が決まったら、できるだけ早く家探しを開始しましょう。
バンコクの現地には、dearlife by RENOSYをはじめ、日本人駐在員向けの不動産会社もあります。
日本語での問い合わせも可能なため、まずは気軽にご相談ください。
いくつか候補となる物件が見つかったら、賃貸契約前には現地で内見をするのがおすすめです。物件内見のために現地に行く場合は、現地の不動産会社に相談のうえ、仮住まいとしてサービスアパートなどを手配すると良いでしょう。
また、どうしても現地での内見が難しい場合、dearlife by RENOSYではオンライン内見も承っています。お客様のご事情に合わせて対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
バンコク駐在員に人気なのはどこ?エリア別の特徴と家賃相場
バンコクでの家探しは、エリア選びから始めましょう。
まずは、日本人のバンコク駐在員に人気のエリアを3つ挙げ、それぞれのメリットや魅力、家賃相場を紹介します。
アソークエリア、エカマイエリア
アソークエリアやエカマイエリアとは、バンコク駐在員など、バンコクで生活する日本人に最も人気のエリアです。
日本料理店や日系スーパー、日本人学校や幼稚園などがあり、日本に近い生活を送ることができます。
中でも、BTSエカマイ駅に直結している商業施設「ゲートウェイ」は、日本のライフスタイルをコンセプトにしており、駐在員に人気があります。
ダイソーやツルハドラッグ、マックスバリュなどが入店しており、買い物もしやすいです。
家賃相場は、スタジオタイプ(ワンルーム)のアパートで月額13,000~20,000バーツほどです。
プラカノン・オンヌットエリア
プラカノン・オンヌットエリアは、バンコク都心で働く人のベッドタウンとして人気のエリアです。
家賃が割安でありながら、駅前には商業施設なども充実しており、日本人駐在員の割合も増えてきています。
アソーク・エカマイエリアと比較すると日系店は少ないですが、大型スーパーや日本食が食べられる定食屋・居酒屋などもあるので、生活には困らないでしょう。
家賃相場は、スタジオタイプ(ワンルーム)のアパートで月額10,000~30,000バーツほどです。
プルンチット・チットロムエリア
プルンチット・チットロムエリアは、日本大使館、 アメリカ大使館、イギリス大使館など各国の大使館が建ち立ち並ぶエリアで、欧米人に人気があります。
5つ星ホテルや高級デパートが多く集まっていて、「伊勢丹」もこのエリアに出店しています。
日本でいうと銀座や六本木に相当するエリアなので家賃相場は高めとなり、スタジオタイプのアパートでも家賃は月額20,000バーツを超えるでしょう。
また、アソーク、エカマイエリアと比較すると物件数は多くありません。
シーロム・サトーンエリア
シーロム・サトーンエリアとは、オフィスビルが立ち並ぶビジネス街として有名なエリアです。
昼間には多くのサラリーマンやOLが行き交っており、日本でいうと丸の内のようなエリアでしょうか。一方で、夕方以降は、歓楽街として賑わいます。パッポン通りは世界的にも有名です。
日系企業も多く進出しているエリアなので、日本人駐在員向けの飲食店が充実しています。日本語が通じるお店も多いです。
また、都市鉄道が発達しているため、タクシーに頼らなくても生活できるでしょう。
家賃相場はアソークエリア、エカマイエリアと大差ありませんが、オフィス街のため居住用物件は少ないです。
ラチャダーエリア
ラチャダーエリアは、バンコクの新都心として開発が急速に進められている注目エリアです。エリア内にあるMRT「ラマ9世駅」の周辺には中国大使館があるため、中国人の駐在員が多く暮らしています。
このエリアのコンドミニアムは中国人投資家向けの物件が多く、ファミリー向けよりも単身向けの間取りが充実しているという特徴があります。
日系のお店はほとんどありませんが、ショッピングモールは多いので、生活には困らないでしょう。ドンムアン空港・スワンナプーム空港のどちらにもアクセスが優れている点もメリットです。
家賃相場は、スタジオタイプで月額13,000バーツ〜、1ベッドルームで月額18,000バーツ〜となっています。
バンコク駐在用賃貸物件の選び方
バンコクの賃貸物件には次の3つのタイプがあります。
- アパート
- コンドミニアム
- サービスアパート
続いては、それぞれを選ぶメリットについて紹介していきます。
バンコク駐在用物件①アパートのメリット
バンコクでアパートというと、1人のオーナーによって、建物全体が管理されている賃貸専用のマンションのことです。
日本でのイメージから、アパートと聞くと小規模な住宅をイメージされる方も多いかもしれませんが、そういうわけではありません。アパート内に管理事務所が設置されている場合が多く、不具合が起きた時にもスピーディーに対応してもらうことができます。
また、入居者に向けた様々なサービスを提供しているアパートも多く、日本人にも人気となっています。
家賃相場は立地や築年数、部屋の広さによって異なります。
バンコク駐在用物件②コンドミニアムのメリット
日本でいうところの分譲マンションにあたるのが、コンドミニアムです。
一部屋ごとにオーナーが異なるため、同じ建物内であっても家賃などの契約条件や内装、管理体制が異なります。賃貸専用として管理されている建物ではないため、不具合発生時に管理事務所がスムーズに対応してくれるとは限りません。
また、コンドミニアムのオーナーは個人が大半なので、煩雑な手続きが必要となる法人契約が出来ない場合がほとんどです。
家賃相場は立地や築年数、部屋の広さによって異なり、オーナーが設定するため同じ建物内でも家賃に差が出る場合があります。一般的には、アパートよりも家賃相場は安くなっています。
バンコク駐在用物件③サービスアパートのメリット
日本では、アパートやマンションなどの管理業務は専門の管理会社へ委託するというシステムが一般的です。
そのため、日本と比較するとタイの賃貸物件は「管理体制がいい加減だ」と感じてしまう人も珍しくありません。バンコク駐在用に管理面がしっかりと行き届いた物件を探している場合は、サービスアパートを検討してみましょう。
サービスアパートとは、キッチンが付いた長期滞在型のホテル系レジデンスのことです。家具や電化製品も一式そろっているので、スーツケース1つで入居することもできます。ハウスキーピングサービスがついており、管理体制もしっかりしているので安心して快適に過ごすことができますが、通常のアパートやコンドミニアムと比較すると家賃相場は高めになっています。
バンコクの家探しで不動産会社を選ぶポイント
希望のエリアや条件が決まったら、次に行うべきなのは不動産会社探しです。
続いては、バンコクの不動産会社を選ぶ際に重視すべきポイントをいくつか紹介します。
問い合わせ対応の早さ
駐在の予定が既に決まっている場合、家探しはスピーディーに済ませなければなりません。
問い合わせの対応が遅い不動産会社は選ばないようにしましょう。
まずは日本からメールや電話などで問い合わせをし、すぐに対応してくれる不動産会社に相談することをおすすめします。
日本人スタッフの有無
初めてバンコクに駐在する場合、英語やタイ語に自信がないという人も少なくないでしょう。
家探しはとても重要なので、慣れない言語では不安があります。
バンコクには日本人スタッフがいる不動産会社も複数あるため、日本語のみでも家探しは可能です。
dearlife by RENOSYにも日本人スタッフが在籍しているので、お気軽にお問い合わせください。
接客やサービスの質
バンコクの不動産会社は、会社によって接客やサービスの質に大きな差があります。
複数の不動産会社に問い合わせをして、対応の仕方を確認することをおすすめします。
実際に利用した人の口コミを参考にするのも良いでしょう。
バンコクでの実績
いくら日本人スタッフが対応してくれると言っても、バンコクでの賃貸仲介実績がほとんどない不動産会社に家探しを任せるのは不安が残ります。
できるだけバンコクでの実績に優れた会社を選びましょう。
サポート体制が充実
契約時だけでなく、実際に暮らし始めてからのアフターサービスも含めて、サポート体制が充実している会社を選ぶことも重要です。
日本の場合、アフターフォローは物件の管理会社が行うことが多いですが、タイは違います。
居住中のトラブル対応など、アフターフォローも不動産会社が担うのが一般的です。
そのため、契約の更新時や住み替え時、退去時のサポート体制を確認しておくのがおすすめです。
バンコクで家探しをする際の注意点
バンコクの家探しは、日本の家探しとは少し異なります。
続いては、バンコクならではの注意点について解説します。
シロアリなどの害虫
熱帯地域であるタイでは、日本よりもシロアリが発生する可能性が高いです。
どの物件も基本的には対策されているのですが、完全に駆除をするのは難しく、大量発生してしまうケースも珍しくありません。
内見時にはシロアリの被害状況について確認すると同時に、入居後、万が一シロアリが発生してしまった場合には、すぐにオーナーに対して駆除の依頼をしましょう。
蚊(デング熱)対策
タイでは、蚊対策も必須です。刺されると、デング熱などの感染症にかかる恐れがあります。蚊の侵入を防ぐには網戸が効果的ですが、日本の賃貸物件と違い、タイのコンドミニアムには網戸がついていないケースも珍しくありません。
内見時には、網戸の有無を必ず確認するようにしましょう。また、川沿いなど水辺に近い物件は蚊が発生しやすいので、避けるのが無難です。
冠水のしやすさ
タイでは、長い雨季があります。特に8〜10月には、大雨に見舞われることも珍しくありません。
特にバンコクでは、バケツの水をひっくり返したような激しい大雨が降るため、冠水することも珍しくありません。
冠水のしやすさには道路による差があるため、物件周辺の道路がどれくらい冠水するのかも内見時に確認しておきたいポイントです。
日当たりが良すぎると暑い
日本では、日当たり良好の物件は非常に人気があります。
しかしバンコクの場合、日当たりが良い南向きの物件は暑すぎるため、北向きを好む人が多いです。
日中自宅にいる時間が長い人は、直射日光が入りにくい物件を選ぶと良いでしょう。
設備のチェック
バンコクの家探しでは、内見時に設備の仕様や性能をしっかりと確認することが大切です。
特にチェックしたいポイントは、以下の8つです。
・ シャワーのお湯が出るか
・ シャワーや蛇口の水圧は適当か
・ 水漏れはないか
・ 食器棚やクローゼットの収納力は十分か
・ 家具や家電が揃っているか
・ キッチンのシンクは使いやすいか
・ しっかり換気できるか
・ トイレはウォシュレット付きか
バンコク駐在の生活費相場は?
バンコク駐在の家探しの際に気になるのが、生活費の相場です。
電気・水道代について
まず電気・水道代についてですが、アパート・サービスアパートでは設定された金額が毎月請求される場合が多くなっています。コンドミニアムでは、使った分の電気代・水道代が直接請求されます。
ちなみに、タイの物件は、電気コンロ、電気給湯器が一般的なため、ガス代がかかるケースは稀です。光熱費を合計すると、単身の場合で月額2,000~8,000バーツほどかかることを想定しておきましょう。
メイドの費用について
単身、夫婦、家族問わず、バンコクに駐在となった多くの日本人がメイドさんを雇用しています。メイドさんの給与は契約により異なりますが、単身者で週3日ほど来てもらう場合は、月額2,500バーツ以上が相場です。
また、メイドさんには給与の他、年に1,2回ボーナスとして給与の1か月分をプラスαで支給する風習もありますので、頭に置いておきましょう。
メイドさんについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの「メイドさんについて」もぜひご覧ください。
バンコク駐在でもらえる家賃補助の目安はいくら?
バンコクで日本人に人気の高いアソークエリア、エカマイエリアに居住する場合、単身向けであれば月額20,000バーツほど家賃の物件を見つけることもできます。
ただし、メイドさんに来てもらうと、家賃以外にも毎月固定費がかかりますし、管理の行き届いたサービスアパートと希望する場合には月額45,000バーツほどの家賃がかかるでしょう。
このような状況も踏まえ、現在、日系企業がバンコク駐在員に家賃補助として支給する金額の目安は月額50,000バーツほどとなっているようです。
バンコク駐在員の家探しは「dearlife by RENOSY」で
dearlife by RENOSYは、日本人駐在員向けの賃貸物件を多数取り扱う不動産会社です。
バンコクだけで年間1,500件以上の仲介実績があり、タイの不動産仲介会社としては最大級の規模を誇ります。
事前問い合わせから現地での内見に至るまで、すべて日本人スタッフが対応いたしますので、安心してご相談ください。
また、ご入居後のアフターサービスも充実しており、全物件住宅保険付き、引っ越し代金の負担やご家族向け特典などさまざまなサービスをご用意しております。
最後に
バンコク駐在が決まったらすぐに始めたいのが家探し。日本人に人気の居住エリアには、日系スーパーや日本料理店が立ち並び、日本人居住率100%のアパートもあります。
また、バンコクの物件にはコンドミニアムやサービスアパートなどもあり、それぞれのメリットを踏まえた上で検討されることをおすすめします。
dearlife by RENOSYでは、各エリアの様々な物件をご紹介させていただいております。予算や条件から適切な物件をご案内しますので、ぜひお気軽にご相談ください。