タイにはチップの習慣があることをご存知でしょうか。
今回はタイでチップが必要なシーンや相場、チップを払わないとどうなるのかなど、タイのチップ事情について紹介します。
目次
タイではチップは必要?シーン別に要不要をチェック
さまざまな国の人々が観光や長期滞在で訪れるタイでは、いつしかチップを払う習慣が根付きました。
日本でも高級旅館などで「お心づけ」を払うことはありますが、日常的にチップを払う文化はないため、最初は戸惑うかもしれませんね。
まずは、タイではどのようなシーンでチップが必要なのかを見ていきましょう。
ホテル
タイでホテルに泊まる機会があれば、チェックインのタイミングやベッドメイキング、ルームサービスなど、サービスを受ける度にチップを渡すようにしましょう。
コンシェルジュにお世話になることがあれば、コンシェルジュにも渡します。ただし、簡単に道を教えてもらう程度なら不要です。時間をかけて対応してもらったり手間を取らせたりしたときに、感謝の気持ちとして渡しましょう。
ベッドメイキングは部屋を空けている間にしてくれるものですので、直接渡すことはありません。分かりやすく枕の上やベッドの周りに現金をそのまま置いておきましょう。
また、部屋に現金をそのまま置いているとチップだと思い持っていかれることがありますので、現金の扱いにも注意してくださいね。
マッサージ
タイのマッサージ店も、チップを払うのが一般的です。
特に格安なタイのマッサージ店はチップがマッサージ師の収入源の一つになっています。マッサージの効果を得られたときや気持ちよく施術を受けられたときは、感謝の気持ちとしてチップを渡しましょう。
ゴルフ
ゴルフでコースを回るときは、付いてくれたキャディさんにチップを渡すのが一般的です。
また、打ちっぱなしの場合はクラブを持ってくれたスタッフにチップを渡しましょう。
カラオケ
タイのカラオケは日本の店とは異なり、女性についてもらってお酒を飲んだり歌を楽しんだりする、いわゆる日本のスナックのような場所です。その日ついてくれた女性にはチップを渡すようにしましょう。
ガイド
タイの観光地を旅行するとき、ツアーガイドが付いてくれることがあります。
ですが、実はツアーガイドにチップを渡す必要はありません。なぜなら、日本人向けのツアーは他国のツアーよりも高い料金が設定されていることが多く、ガイドもその分多めの給料が設定されているからです。
ただし、ガイドさんの腕前で素晴らしいツアーになったと感じたときにチップを払うのは問題ありません。感謝の気持ちとして100バーツ程を目安に渡してあげると良いでしょう。
タクシー
タイでタクシーに乗ったときは、運賃のお釣りになる端数をチップとして渡すのが一般的です。タクシー運転手も端数はチップと認識していることが多いため、お釣りを返す素振りを見せないことがほとんど。ときには「お釣り(コイン)は用意していない」と言われることもあります。
基本的にチップとしてお金を手渡すことは少ないタクシーですが、大型の荷物をトランクに入れてもらったときなど運転以外で助けてもらったときには、チップを渡してあげるのも良いでしょう。
タイでのチップの相場は?
タイではさまざまなシーンでチップを渡す習慣があります。では、チップの相場はどのくらいなのでしょうか。
ホテル
ホテルで渡すチップは、ホテルのクラスによって異なります。格安のホテルでは20バーツ、中級のホテルで40~50バーツ、高級ホテルでは100バーツが相場です。
ベルボーイやベッドメイキングスタッフ、それぞれに渡しましょう。特にベッドメイキングスタッフは日によって別の人が入ることもありますので、日ごとに用意しておくのが無難です。
マッサージ
マッサージでのチップは50~100バーツが相場です。90分以上のコースでは100バーツ、それ以下の時間であれば50バーツと決めておくと分かりやすいですね。
もちろん、質の良いマッサージが受けられたときは短い時間でも100バーツを渡しても良いですよ。質の悪いマッサージだった場合には、チップを20バーツに下げても問題ありません。
ゴルフ
ゴルフコースでキャディさんに渡すチップは300~500バーツが相場です。ただし、キャディさんに渡すチップの相場は年々上がっていますので、一般的なゴルフ場でも400バーツ程を考えておく方が良いかもしれません。
ゴルフの打ちっぱなしでクラブを持ってくれたり、掃除してくれたりするスタッフには、20~50バーツが相場です。
カラオケ
カラオケで付いてくれた女性へのチップは、お店で飲むだけの場合は100~500バーツが相場です。帰りに女性を連れ出すときには、女性が家に帰るためのタクシー代という意味も込めて500~1000バーツを渡します。
また、ウェイターやママにも300バーツ程用意しておくと良いでしょう。
タクシー
タクシー運転手へのチップは、運転だけであれば運賃のお釣りをそのままチップとして渡せば問題ありません。
ただし、荷物をトランクに入れてもらった場合など運転以外のサービスを行ってもらったときには、20バーツ程余分に渡してあげると良いでしょう。
タイでチップを払わないとどうなる?
タイでチップを払わないと、次回以降のサービスが目に見えて悪くなることがあります。
例えばホテルでベッドメイキングのスタッフにチップを渡さないと、翌日からのシーツのセットが適当になったり、ときにはベッドメイクしてもらえなかったりということが起こるかもしれません。
チップは気持ちよく利用させてもらったことに対する感謝の気持ちですので、よほど質の悪いサービスを受けた場合を除いて払うようにしましょう。
タイでチップの渡し方は
チップを渡すときはコインではなくお札で渡すようにしましょう。直接やり取りできる相手には、基本的には別れ際にチップを渡すのが一般的です。
最後に
タイのチップは、旅行客はもちろん、駐在している方も何かと支払う機会が多いでしょう。日々の生活の中で気持ちの良いサービスを提供してくれたスタッフには、感謝の気持ちとしてチップを渡すようにしましょう。
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