バンコクには、華やかな看板とネオンで彩られた「チャイナタウン」と呼ばれる中華街があり、グルメや買い物を楽しめる観光スポットとして駐在員や観光客にも人気があります。
今回は、バンコクにあるチャイナタウンへの行き方や人気観光スポット、ナイトライフの楽しみ方などを紹介します。
目次
バンコクのチャイナタウンへの行き方
チャイナタウンは、ヤワラート通りを中心に広がるバンコク屈指の中華街です。
古くからバンコクに移住した中国人たちが暮らしているエリアで、中国語の看板やさまざまな店が軒を連ねています。また、バンコクのなかでもひと際にぎやかで華やかなチャイナタウンは、観光スポットとしても人気があります。
チャイナタウンの中心地である「ヤワラート通り」へは、地下鉄に乗って最寄り駅のMRTワットマンコンまで向かい、1番出口を出て200mほど進むと到着します。駅を出てから徒歩3分程度でたどり着けるため、迷うことなく向かえるでしょう。
ワットマンコン駅はチャイナタウンの最寄りということもあり、構内には赤をベースに花や鳥などが描かれた壁画があるのが特徴的です。駅全体が中国を連想させるデザインで統一されていて、観光客に人気のフォトスポットでもあります。
バンコクのチャイナタウンにある人気観光スポット8つ
ここからは、バンコクのチャイナタウンにある人気の観光スポットをピックアップして紹介します。
ヤラワート通り
バンコクでチャイナタウンを観光するなら、「ヤラワート通り」は外せません。
ヤラワート通りはチャイナタウンのランドマークで、夜になると特に多くの人々が足を運び、グルメや買い物を楽しむにぎやかなスポットです。
食べ歩きができる屋台からゆっくりと食事を楽しめるレストランまで、数多くの飲食店が出店しています。
リーズナブルな価格で楽しめるバンコク屋台のB級グルメや本格的な中華料理、タイらしいハーブを使ったカクテルを楽しめるバーもあり、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。
ワットトライミット
「ワットトライミット」は、チャイナタウンにあるバンコクの代表的な寺院です。
外観の美しさもさることながら、重量5.5トンという世界最大を誇る黄金でできた仏像を見に訪れる人が多く、その息をのむような美しさは必見です。
サンペンレーンマーケット
「サンペンレーンマーケット」は、狭く長い通り沿いに衣料品や家庭用品、お土産にぴったりな小物類など、さまざまなお店が軒を連ねるスポットです。
たくさんの人々が集まる熱気と活気にあふれる通りで、見て回るだけでも楽しい気分になれるでしょう。
人ごみの中をバイクが走ったり屋台が通ったりと、他では見られないようなカオスな空間が広がっているのも、サンペンレーンマーケットの魅力の一つです。
イサラーヌパープ通り
「イサラーヌパープ通り」は、200mほどの路地の両脇に生鮮食品や煮物、お茶の葉や乾物など、さまざまなお店が立ち並ぶエリアです。
食べ歩きできるグルメのほかに、他ではあまり目にすることのない香辛料やインスタント食品、お菓子などを取り扱うお店もあるため、中華の珍しい食材を探しに訪れる方も多いです。
中華街門
ワットトライミットの裏手にある環状交差点の中央に建てられた「中華街門」は、プミポン前国王の在位60年をお祝いするために建築された門です。
夜になるとライトアップされ、ワットトライミットと並ぶチャイナタウンのラウンドマークとして愛されています。
スカイビュー 360
グランド チャイナ ホテルの最上階にある展望レストラン「スカイビュー 360」は、チャイナタウンを一望できる人気のスポットです。
ゆっくりとした速度で回転しているため、テーブルについて窓の外を見ると、チャイナタウンの美しい景色を上空からぐるりと一周見て回れます。リーズナブルな価格で美味しい料理を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせるため、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
アートストリート通り
オーンアーン運河沿いにある「アートストリート通り」は、300mにもわたる運河沿いの壁面にさまざまなイラストが描かれているフォトスポットです。
バンコクのチャイナタウンからほど近く、写真を撮る方だけではなく、アーティスティックなイラストを楽しみながらのんびりと散策したい方にもおすすめです。
なかには日本のマンガやゲームのキャラクターが描かれた一画もあり、さまざまな文化が融合した空間を楽しめるでしょう。
ワットマンコンカマラーワート
「ワットマンコンカマラーワート」は、バンコクのチャイナタウンにある厄除けのお寺として知られる寺院です。
中華系の寺院で、赤いちょうちんが吊るされている中国らしい雰囲気が出迎えてくれます。旧正月をはじめ祝祭時にはさまざまなイベントを開催し、多くの人々が足を運ぶ中国人にとって大切な建物です。
バンコクのチャイナタウン、ナイトライフはどう？
日中もグルメの食べ歩きなどが楽しめるチャイナタウンですが、18時を過ぎる頃には一部の道路が歩行者天国になり、屋台の数が一気に増えて一層にぎわいます。
タイ料理の屋台もありますが、ほとんどの屋台は中華料理を扱っていて、飲茶やデザート、フカヒレ、燕の巣などのチャイニーズグルメをリーズナブルな価格で楽しめるのが魅力です。
屋台の周りにはその場で食事できるようにたくさんのテーブルが並び、ゆっくりと食事をしながら会話を楽しむことも可能です。
ただし、ナイトライフを楽しむ際は、いくつか注意したい点もあります。
バンコクのチャイナタウンは、大通りを楽しむ分には治安も悪くないスポットですが、少し離れたところには、「7月22日ロータリー」など昼間でも立ちんぼがいるエリアもあるため、日本人はあまり近寄らないほうが安全です。
また、チャイナタウンは歩行者天国になる通りを除くと交通量が多く、横断歩道には信号が少ないうえに運転の荒い人も多いため、通りの向かいへ横断する際は細心の注意が必要です。慣れないうちは、現地の人が道路を横断するのに合わせて移動すると良いでしょう。
さらに、イサラーヌパープ通りやサンペンレーンマーケットは狭い通路が多くの人で賑わうため、スリに注意する必要もあります。バッグは体の前で持つなど、荷物から目を離さない工夫をすることが重要です。
最後に
バンコクにあるチャイナタウンは、日本人観光客も非常に多く、基本的には安心して楽しめる人気のエリアです。さまざまなグルメを楽しんだり、買い物を楽しんだり、バンコクに居ながら中国の雰囲気を満喫できるため、タイに駐在する際はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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