タイでの生活

バンコクの気温や降水量、天気について

タイの気温・降水量

バンコクというと暑いイメージがありますよね。バンコクに駐在するにあたって、日本との気温や気象の違いが気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、バンコクの気温や降水量、天気や天候について詳しく解説します。

目次

  1. バンコクの気温は高い?
  2. バンコクの天気・天候は?
  3. バンコクの気温や天気についてよくある疑問
  4. 最後に

バンコクの気温は高い?

まずは、バンコクの気温と降水量について、実際のデータをもとに解説します。

バンコクの平均気温

バンコクと東京の月別の平均気温の比較表(単位:度)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
バンコク 29.1 29.1 30.2 30.7 31.7 30.1 29.9 29.4 29.4 27.3 28.7 27.5
東京 7.1 8.3 10.7 12.8 19.5 23.2 24.3 29.1 24.2 17.5 14.0 7.7

バンコクでは、年間を通じて平均気温が30度前後となっており、日本(東京)の7月、8月の平均気温よりも高くなっています。また、1年を通して暑いですが、特に気温が高くなるのは3月〜6月ごろです。

バンコクの降水量

2020年の年間降水量を比較すると、バンコクは1,583.8mm 、日本(東京)は1,590.0mm となり、年間の雨の量はバンコクと東京で大差ありません

東京では、6月〜7月ごろが梅雨時期で例年降雨量が多くなります。

バンコクでは、日本の梅雨のような「1日中雨が降り続く時期」はありませんが、「雨季」と呼ばれる6月〜10月には、1日あたり1時間〜2時間程度激しいスコールが降ります

バンコクの天気・天候は?

バンコクの季節は、「雨季」「乾季」「暑季」の3つに分けられます。

続いては、それぞれの時期の特徴や気温について詳しく見ていきましょう。

雨季(6月~10月)

雨季とは、その名の通り雨が多い時期です。バンコクでは6月~10月頃を雨季といいます。

1日中雨が降り続くというわけではありませんが、毎日のように1〜2時間程度の激しいスコールが降ります。

スコールとは、日本で稀に発生するゲリラ豪雨のようなもので、局地的に雨が一気に降る現象を指します。スコールが降った後は少し気温が下がるため、涼しく過ごしやすくなります

バンコクでは雨季になると、雨によって道路が冠水し、交通渋滞が起きるケースも珍しくありません。天気予報を確認しながら、時間に余裕を持って行動することが大切です。

また、タイでは、雨季のことを「グリーンシーズン」とも呼んでいます。これは、花や植物がすごく綺麗で、緑が映える時期だからだそうです。雨ばかりと聞くと観光には不向きなような気もしますが、雨季に美しい景色を楽しむのもおすすめです。

乾季(11月~2月)

乾季とは、雨期の後に訪れる雨がほとんど降らない季節のことです。バンコクでは11月~2月頃を乾季といいます。

2020年のバンコクの降雨日数は以下の通りです。

降雨日数
11月 5日
12月 1日
1月 2日
2月 1日

バンコクの乾季には、ほとんど雨が降らないことが分かります。

乾季は晴天の日が多く、他の季節に比べて気温や湿度も低いため、登山やキャンプなどを楽しむのにもぴったりでしょう。特に11月中旬からの約2ヶ月間は最も過ごしやすい時期と言われていて、夜間から朝方にかけてタオルケットや毛布が必要になる程涼しくなることもあります

年間を通じて気温が30度近いバンコクですが、乾季には平均気温が27.5度(2020年12月)程度まで下がり、日本人にとっても比較的過ごしやすい時期と言えるでしょう。

暑季(3月~5月)

年間を通じて気温が高いバンコクですが、特に暖かくなるのは3月〜5月の暑季です。

特に厳しい暑さとなるのは4月で、気温が40度近くまで上がることもあります。雨量は少ないですが、暑季にもスコールが降ることがあるため注意が必要です。

暑季は日差しが強く気温も高いため、こまめに水分補給をするなど熱中症対策が欠かせません。また、日焼けが気になる人は日焼け止めを塗るなど、紫外線対策も怠らないようにしましょう。

バンコクの暑季は日本の夏よりも厳しい暑さとなるため、半袖やノースリーブで過ごす日も多くなるでしょう。

しかし、ショッピングセンターや公共交通機関、オフィスなど、室内はしっかりと冷房が効いています。そのため、カーディガンやスカーフなど、体温調節ができる衣服を持ち歩くのがおすすめです。

バンコクの気温や天気についてよくある疑問

バンコクは日本とは気温も天候も異なるため、駐在するにあたって疑問や不安を持つ方も多いでしょう。

そこで続いては、バンコクの気温や天気に関するよくある疑問にお答えします。

年間を通して夏の服装でOK?

バンコクは年間を通じて温暖な気候なので、基本的には半袖やノースリーブ、短パンやハーフパンツなど夏の服装で過ごすことができます。

ただし、暑季のショッピングセンターや公共交通機関、オフィスなどは冷房がしっかりと効いているため、冷房対策用の長袖やストールが欠かせません。また、乾季には朝晩が冷え込むことがあるため、カーディガンなどを持っておくと安心です。

そして、気をつけなければならないのが寺院を訪れる時の服装です。タイの寺院では、短パンやサンダルなど肌の露出が多い服装はNGというケースが多いため、服装マナーを覚えておきましょう。

スコール対策は必要?

雨季には毎日のようにスコールが降るバンコクですが、現地の人は基本的に傘を持ち歩いていません。日本ではコンビニなどで気軽に購入できるビニール傘も、バンコクではなかなか見かけないので注意しましょう。

と言うのも、スコールはバケツをひっくり返したような激しい雨が降るため、「傘では太刀打ちできない」と思う方が多いようです。

スコールが降ってきたらショッピングモールなどの屋内に避難し、雨が止むのを待つのが得策です。スコールが降りそうなときには、汚れても良い服装を着用したり、濡れても良い靴を履くなどの対策をしましょう。

紫外線対策は徹底するべき?

バンコクは日本に比べて日差しが強いため、10分程度外にいるだけで肌が真っ赤になってしまうこともあります。暑季はもちろん、年間を通して紫外線対策は徹底しましょう。

特に外にいる時間が長い時には、こまめに日焼け止めを塗り直すことをおすすめします。

準備しておくべき服装は?

バンコクは1年を通して気温が高いため、基本的には半袖やノースリーブなど日本の夏用の服装を準備しておけば良いでしょう。

ただし、室内の冷房対策用のカーディガンや、朝晩の体温調節用のジャケットなどは必要です。

最後に

タイは年間を通して気温が高く、天候は温暖です。日本のようにはっきりとした四季の移り変わりはありません。

それでも、雨が多い「雨期」や気温が高くなる「暑季」、雨がほとんど降らない「乾季」といった3つの時期があり、それぞれに天候が異なります。バンコクに駐在するときは、気温や天候に合わせた過ごし方を抑えておく必要があるでしょう。

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