バンコクに駐在が決まったら、まずは住居を決めなければなりません。ここでは、バンコク駐在に必要な住居探しの方法や物件の特徴について解説します。単身赴任や夫婦、子連れなど、駐在員の家族構成や予算別におすすめの住居も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
バンコク駐在が決まった!住居探しの方法は?
タイの中でも特に多くの日本人が駐在するバンコク。バンコクは、日本食のレストランや日本語が通じる施設、日本人が経営する店も多く、タイ語が話せないという方でも住みやすい地域といえるでしょう。
バンコクで住居を探すポイントは、住居の周辺に何があるかを事前に確認しておくことです。
日本に住んでいると、住居探しといえば、ついつい駅からの距離に目が行きがちになりますよね。ですが、バンコクでは電車以外の交通手段が普及していることもあり、駅から近ければ必ずしも住みやすいとは限りません。
幼稚園や病院、お稽古事の会場などは駅からさらにシーローやタクシーに乗って移動しなければいけないということもよくあります。
そのため、バンコクで居住地を決めるときには、スーパーや病院など、日常生活でよく利用する場所からの距離に注目して選ぶことをおすすめします。
バンコクの賃貸物件の特徴
バンコク駐在用の住居を探すときには、エリア以外にどのようなタイプの物件を選ぶかも大切です。バンコクの賃貸物件は大きく分けて4つあります。それぞれの特徴は、次のとおりです。
アパート
単身赴任で駐在する方はもちろん、家族連れのバンコク駐在員にも人気が高い住居物件は、アパートです。バンコクのアパートはワンオーナー制であることが多く、問題があったときにもすぐに対応してもらえることが多いので、安心感があります。害虫駆除などのメンテナンスも、アパート側が定期的に行うことがほとんどです。
また、バンコクには日本人を対象にしたアパートも多く、入居者が全て日本人というアパートもあるほどです。日本人を対象にしたアパートは、大きなシンクのあるキッチンや洗い場があるバスルームなど、日本人が好むように設計されている場所もあります。
サービスアパート
一般的なアパートに付加価値を付けたサービスアパートは、掃除やベッドメイキングなどのサービスを利用することができるため、ホテルに滞在している感覚で暮らせるのが特徴です。
サービスアパートは、家賃の相場は高くなりますが、レセプションにスタッフが常駐しており、トラブルに24時間対応が可能な点も安心して暮らせるポイントです。
また、生活に必要な備品が揃っているため、入居後すぐに日常生活を送ることができるのもメリットでしょう。さらに、日本人や日本語での対応ができるスタッフがいる物件もありますので、タイ語や英語に不安がある方も安心です。
コンドミニアム
コンドミニアムは、日本でいうところの分譲マンションのような物です。マンション内の部屋をそれぞれ個別のオーナーが所有しているため、部屋によって内装や家具などに違いがあるのが特徴です。
また、部屋に不具合があった場合の対応はオーナーが行いますが、人によって対応の早さに差があります。オーナーによっては、なかなか連絡が取れず、長期にわたって修理してもらえないということもあるため、オーナーによって当たり外れがあると考えておいたほうが良いでしょう。
部屋に不具合があった場合など、修理費を負担してくれるオーナーもいますが、基本的には自己負担だと考えておくほうが無難でしょう。害虫駆除などのメンテナンスも基本的には自己負担となります。その分、家賃相場はアパートに比べて安いです。
一戸建て・タウンハウス
バンコクで暮らす駐在員は、基本的に上記の3種の住居からいずれかを選ぶことが多いですが、地域によってはマンションがなく、一戸建てやタウンハウス(長屋)を選ぶしかないということもあります。
バンコクの一戸建ては、物件数が非常に少ない点やセキュリティ面に問題があることから、好んで一戸建てを選ぶ駐在員はほとんどいないと考えて良いでしょう。
バンコク駐在員におすすめの住居は?
バンコクの駐在員は、独身の方や単身赴任の方、夫婦や子供連れの方など、家族構成もさまざまです。そこで、家族構成別におすすめの住居タイプをまとめましたので、参考にしてください。
単身赴任の場合
単身赴任で駐在期間が数ヶ月程度という方は、サービスアパートがおすすめです。
ベッドメイキングや掃除などのサービスが受けられるため、出張中にホテルに滞在している感覚で過ごすことができます。
サービスアパートの家賃相場は高めですが、会社からの家賃補助があることも多いため、気楽に過ごせることから好まれています。
会社からの家賃補助がない場合や少ない場合は、通常のアパートもおすすめです。スタジオタイプというワンルームのアパートなら家賃も抑えることができますよ。
夫婦の場合
夫婦でバンコクに駐在する場合には、アパートがおすすめです。サービスアパートを好まれる方も多いですが、広い部屋が少ないため、途中でアパートに引っ越す方も少なくはありません。
夫婦二人で暮らす場合、間取りは1ベッドルーム(1LDK)か2ベッドルーム(2LDK)のどちらかを選ぶのが一般的です。基本的に2ベッドルームはバスルームも2つになりますので、それぞれの時間を大切にしたい方やお友達が遊びに来る予定の多い方は、2ベッドルームが落ち着くかもしれません。
ただし、家賃もその分高くなりますので、家賃補助との兼ね合いや生活スタイルなどを加味しながら、1ベッドルームと2ベッドルームどちらにするか検討しましょう。
子供連れの場合
子供も一緒に家族でバンコクに駐在する場合は、2ベッドルーム以上のアパートがおすすめです。バンコクのアパートは子供が遊べるスペースを広く取っている物件が多く、家族向けの物件も多いです。
物件によって、室内(屋内)や屋外に遊び場が用意されていたり、規模もまちまちとなりますので、ご内見をされる際に確認されることをお勧めします。
コンドミニアムはバンコク駐在の家賃補助対象外?
コンドミニアムは個人のオーナーがほとんどですので、トラブルが起きることもあります。そのため、バンコク駐在でコンドミニアムを住居にする場合は家賃補助をしないという企業も存在します。
家賃の面で見るとアパートよりも安いコンドミニアムですが、補助の対象になっているかは確認しておくほうが良いでしょう。
バンコク駐在員の住居の家賃相場は?
バンコク駐在員が利用する住居の家賃は、選ぶエリアや物件によって大きく異なります。
日本人が多く暮らすスクンビットエリアでの平均的な家賃相場は、単身赴任で40,000~60,000バーツ程、家族で60,000~80,000バーツ程です。
日系の企業が支給する家賃補助の平均は単身で月50,000バーツといわれていますので、しっかりと予算を組んで住居を探せば、家賃補助内で暮らすこともできるでしょう。
最後に
今回は、バンコク駐在員の住居事情について解説しました。バンコク駐在員の多くはアパートを好みますが、家賃補助がない場合など、コンドミニアムを選ぶ方も少なくはありません。バンコク駐在が決まったら、家賃補助の有無や支給額を事前にしっかりと確認し、家族構成や予算にあった住居を選ぶようにしましょう。
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