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タイの電気代はいくら?物件タイプ・世帯人数別の電気代を解説

タイの電気代はいくら?物件タイプ・世帯人数別の電気代を解説

タイへの移住や異動が決まった駐在員さんは、賃貸物件の次に生活費が気になる方もいるでしょう。

タイでは公共料金の中でも、電気代が高い傾向にあります。

もちろん、物件や居住する人数によって変動はありますが、それぞれの電気代の平均を知っておくことをおすすめします。

本記事では、タイの電気代の解説と電気代の節約術をご紹介しています!タイで生活を始める前に、電気代の目安を知っておきましょう!

タイの電気代はいくら?

コンセントと紙幣

タイの電気代は、公共料金の中で大半を占めており、さらに居住する部屋の広さや居住人数などで、金額が異なってきます。

タイで電気代がかかる理由としては、年中使用するエアコンにかかる料金が大半を占めているためです。

目安にする各世帯の電気代は、以下のとおりです。

  • 単身|1,000~4,000バーツ
  • 夫婦のみ|2,000~6,000バーツ
  • お子様のいるご家庭|4,000~15,000バーツ

ここからは、1バーツ=約4円と換算し、タイの電気代の料金相場について解説します。

単身者|1,000~4,000バーツ

タイで単身者が生活する際、一ヵ月の電気代は1,000~4,000バーツ(4,290〜17,160円)が相場です。

エアコンを常に使用している場合は、ここから更に金額が2〜3倍の高さになります。

しかし、家にいる時間が短い・エアコンを必要最低限の頻度で使用している方は、1,500バーツ(6,435円)ほどの傾向です。

タイの気候や暑さに慣れてくると、扇風機で生活する方もいらっしゃいます。

もし、「乾季など比較的涼しい時期ならばエアコンじゃなくても過ごせそうだ」と感じたら、扇風機などのエアコン以外の空調で電気代を抑える工夫をしてみてもいいかもしれません。

ご夫婦のみ|2,000~6,000バーツ

タイの物件では、夫婦のみで生活する際、一ヵ月の電気代は2,000〜6,000バーツ(8,580〜25,740円)が相場です。

ただし、タイで出産を考えているご夫婦は、2人暮らしの相場より広い部屋にしたり部屋数が多い物件に住んでいる場合などは、上記よりも電気代が増額する可能性があるでしょう。

また、在宅で働いているご夫婦の中には、コワーキングスペースを利用して電気料金を抑える方もいらっしゃいます。

お子様のいるご家庭|4,000~15,000バーツ

タイの物件では、お子様のいるご家庭が生活する際、一ヵ月の電気代は4,000〜15,000バーツ(17,160〜64,350円)が相場です。

小さなお子様がいる場合は、ご夫婦のみの電気代に近いといえますが、学生のお子様がいるご家庭は10,000バーツ(42,900円)を超える可能性があります。

また、ご家族の人数が多いほど、部屋の数に応じてエアコンの設置数も多くなり、電気代もかかってしまいます。

タイの電気代「ユニット」は物件のタイプで異なる

電気代の明細書を見ている女性

タイの電気単位は「Unit(ユニット)」で表し、1ユニット=1時間の連続使用として考えます。

しかし、物件のタイプによって電気代の相場が異なるため、各物件で比較した際に差額の大きさを感じるかもしれません。

下記では、タイの物件「アパート」「コンドミニアム」「サービスアパート」ごとに、1ユニットの相場を紹介しています。

また、例としてエアコン代の計算も行っておりますので、タイでかかる電気代の一部として参考にしてみてください。

アパートの電気代:4~8バーツ

アパートの電気代は、1ユニット4〜8バーツ(17.16〜34.32円)が相場です。

ただし、ユニットの電気代は、大家もしくはオーナーが独自で設定していることが多いため、物件ごとで異なります。

もし、アパートで6ユニット分の電力をエアコンに使用した場合、6ユニット×4〜8バーツ=205.92〜274.56円が電気代です。

30日間使用すると、エアコンの電気代だけで、約6,178〜8,237円の支払いが発生します。

タイのアパートの場合、家主・オーナー様から請求書が発行されるため、各支払い方法に則って支払いましょう。

コンドミニアムの電気代:4~5バーツ

コンドミニアムの電気代は、1ユニット4~5バーツ(17.16〜21.45円)が相場です。

首都圏配電公社から直接請求されるため、事務手数料がかからないことから、他の物件よりも安くなります。

ただし、使用量によって1ユニットの単価が異なるため、注意しましょう。

もし、コンドミニアムで、6ユニット分の電力をエアコンに使用した場合、6ユニット×4~5バーツ=102.96~107.25円が電気代です。

30日間使用すると、エアコンの電気代は約3,089〜3,218円になります。

比較した際に安く感じますが、使用頻度に気を付けなければ、高額になってしまうでしょう。

サービスアパートの電気代:6~8バーツ

サービスアパートの電気代は、1ユニット6~8バーツ(25.74~34.32円)が相場です。

ただし、電気代が家賃込みになっている傾向があるため、内覧中に確認しておきましょう。

もし、サービスアパートで、6ユニット分の電力をエアコンに使用した場合、6ユニット×6~8バーツ=154.44〜205.92円の電気代が発生します。

30日間使用すると、エアコンの電気代は約4,633〜6,178円です。

サービスアパートの場合は、電気代にサービス料を加算する家主やオーナーもいらっしゃるため、事前に必ず確認しましょう。

タイの生活で知っておきたい電気代節約術

電気の節約ステッカーと電気のスイッチ

ここまでご紹介したように、タイの公共料金は電気代の割合が多く占めています。

特に、日常生活で必要なエアコン・冷蔵庫・テレビは、気を付けなければ消費電力量が多くなり、高額な電気代につながってしまうことも…。

できれば少しでも電気代が安く済むように、節約したいと考える方は多いのではないでしょうか。

入居後すぐに始められる、各家電にかかる電気代の節約術は、以下のとおりです。

  • エアコンの効きを良くする
  • 冷蔵庫内を見直す
  • テレビの待機電力を減らす

ここでは、タイでの電気代節約術についてご紹介します!

エアコンの効きを良くする

タイの生活で電気代を節約するには、エアコンの効きを良くする工夫がおすすめです。

タイでは、年中エアコンを使用するため、部屋の温度を効率よく短時間で適切にすると、少ない消費電力で済みます。

エアコンの効きを良くする工夫には、断熱・遮光カーテンを使用しましょう。

断熱カーテンは暑さや寒さをカットできて、遮光カーテンは外の日差しをカットできる特徴があります。

余分な熱や日差しが部屋にこもらないため、稼働するエアコンの電力量を減らせる可能性が高いです。

また、タイの賃貸に設置されている「ビルドインタイプ」と「外付けタイプ」のエアコンによっても消費電力が異なります。

外付けのタイプは、日本でも使用されている家庭向けエアコンと同じタイプで、室温を下げるのにやや時間はかかるものの、比較的電気代が安く済みます。

ビルドインタイプは、古い物件に設置されていることが多いタイプで、広い部屋でも素早く冷やすことができますが、音も大きく、電気代も高額になりがちです。

タイの賃貸物件へ入居前に、エアコンのタイプを確認しておきましょう。

冷蔵庫内を見直す

タイの生活で電気代を節約する際は、冷蔵庫内を見直しましょう。

冷蔵庫内の温度を一定にして、効率よく冷やすことで使用する電力量を減らせるため、冷蔵庫の電気代を節約できるからです。

冷蔵庫に食材を入れすぎたり、鍋や熱い食べ物などを入れたりすると、庫内の温度が上がります。

庫内の温度を下げるために、大量の電力を使用するため、食材の整理や熱い物は冷やして入れるなどの工夫が必要です。

また、冷蔵庫の頻繁な開閉は、庫内の冷気が逃げてしまうため避けましょう。

タイで生活する際、賃貸に設置されている冷蔵庫が古い場合は、年間の消費電力量を見ておくことも大切です。

省エネ機能が備え付けられた冷蔵庫へ買い替えると、電気代が安くなる可能性があります。

テレビの待機電力を減らす

細かいポイントですが、テレビの待機電力を減らすことも電気代の節約になりおすすめです。

テレビの主電源を落とさない限り、待機電力が消費され続けるため、常に電気代が発生するからです。

待機電力は、コンセントに繋いだ状態であれば通電状態になり、少量の電力を消費し続けます。

テレビの待機電力を減らすには、電気のオン・オフが切り替えられる「電源タップ」がおすすめです。

電源タップをオフにしている限り、待機電力は発生しないため、余分な電気代も発生しません。

テレビを使用する方は、こまめに切り替えをすると電気代を安くできます。

電源タップは、タイへの持ち込みが許可されているため、居住環境に適切なタイプを選びましょう。

電気代のご相談はRENOSY Thailandへ!

電気代の明細を見てほほえむ女性

タイの電気代に対して、疑問や不安を抱える方は、ぜひRENOSY Thailandへご相談ください!

RENOSY Thailandでは、賃貸物件のご相談から電気代や家電関係のトラブルなど、ご契約者様へのアフターサービスをご用意しています。

例えば、「希望物件の電気代がどのくらいになるか、事前に知りたい」など、家主様から事前に確認を取る対応が可能です。

また、エアコンの不備による電気代の高騰を防ぐために、クリーニングをリクエストするなども行っています。

RENOSY Thailandのスタッフ一同、ご契約者様とオーナー様が納得して契約を結べるようしっかりとフォローいたします。

タイの電気代は?|まとめ

コンセントと電気代の明細書と紙幣

タイの電気代は、「ユニット」単位で表記されており、1ユニット=1時間の連続使用で計算されます。

ユニット数が多くなるほど、一ヵ月の電気代は高くなるため、家電の使用頻度を減らして節約しましょう。

タイで生活が始まる独身の駐在員さんや、ご家族のいる駐在員さんの中には、初めてのタイ生活で生活費に不安を持つ方が多いです。

RENOSY Thailandでは、日本人スタッフが生活に関する相談を承っており、安心した生活をスタートするために、サポートいたします。R

「話を聞いてみたい」「タイの物件について知りたい」などもご対応しておりますので、ぜひRENOSY Thailandをご利用ください!


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