日本でもタワーマンション(タワマン)は憧れの的ですが、タイでも同様に人気が高まっています。
特に、日本人の居住者が多い首都のバンコクはタワーマンションが多く、日本よりも安い家賃で住めるケースも珍しくありません。
また、タイのタワーマンションを投資目的で購入する日本人も増えています。
そこで今回は、タイのタワーマンションに興味をお持ちの方に向けて、魅力や家賃・購入価格の相場を詳しく解説します。
タイにはタワーマンションが多い!
タワーマンションに明確な定義はありませんが、一般的には20階以上の高層マンションを指すことが多いです。
日本では、東京や大阪などの大都市圏はもちろん、地方都市や地方の中核ターミナル駅付近でもタワーマンションの人気が高まっています。
ただし、地震が多い日本では、厳しい耐震基準を満たす必要があるため、タイほど数は多くありません。
そのため、一棟あたりの希少価値が高まり、家賃や購入価格も高騰しています。
一方、タイは日本のように活断層が多くないため、基本的には大きな地震が起こりません。
特にバンコクで地震が起きることは、ほとんどないと言って良いでしょう。
そのため、日本のような厳しい建築基準は設けられておらず、比較的容易にタワーマンションを建設することができます。
建物のデザインもびっくりするほど斬新なものが多いです。
特に、日本人を含めた外国人駐在者が多い首都・バンコクでは、近年タワーマンションの建設が進められており、その数も非常に多くなっています。
タイのタワーマンションの魅力とは?
そんなタイのタワーマンションには、さまざまな魅力やメリットがあります。
まずは、普通のマンションと比較して何が違うのか、タワマンならではの魅力を見ていきましょう。
高級感がある
タイのタワーマンションは、エントランスや外観に高級感があります。
ホテルのようなゆったりとしたロビーも特徴的です。
まるで三つ星ホテルに泊まっているかのような暮らしを味わえるので、日本人駐在員にも人気があります。
共有施設が充実している
タイのタワーマンションには、日本なら超高級マンションでしか見られないような共有施設がそろっています。
例えば、入居者専用のプールやシアタールーム、ジム、キッズルームがある物件も多く、高層階に展望室やラウンジ、さらには温浴施設が備えられている物件も珍しくありません。
眺望が良い
タイのタワーマンション高層階は、特に眺望に優れています。
アジア有数の都市であるバンコクは夜景も非常に綺麗です。
タワーマンションに住めば、自宅から美しい夜景を眺めて、毎日贅沢なひとときを過ごせるでしょう。
ニューイヤーなどのイベントには、部屋から花火が打ち上がるのが見えるタワーマンションもあります。
サービスが良い
タイのタワーマンションは、日本のマンションに比べてサービスも充実しています。
ショッピングセンターまでの無料シャトルバスサービスや、コンシェルジュサービスがある物件も多いです。
また、共有施設が清潔に管理されている物件が多く、気持ちよく過ごすことができます。
セキュリティ面でも安心
タイのタワーマンションは、セキュリティ設備も充実しています。
物件エントランスに24時間守衛さんが常駐している他、防犯カメラや防犯センサーが備え付けられている物件が多く、安心して生活が出来る環境にあります。
最近では、ICチップ付のカードや顔認証システムを導入するタワーマンションも増えてきています。
日本人街といっても海外であることに変わりはありません。
部屋に入るまで何重ものセキュリティがあるタワーマンションに住めば、空き巣に狙われる可能性はほとんどないでしょう。
賃貸しやすい
タイのタワーマンションは日本人駐在員からの人気が高いため、賃貸しやすいというメリットもあります。
日本の外務省が公表している「海外在留邦人数調査統計」によると、2022年度、タイに住む日本人の数は約78,000人です。
日本マーケットの拡大や進出する日系企業の多さから、その数は今後さらに増えていくことも考えられます。
タイ国内でもバンコクを中心にタワーマンションの販売価格は上昇傾向にあります。
今のうちにタワーマンションを購入し、将来的な移住も視野に入れて、しばらくは日本人向けに賃貸しようと考える人も多く見受けられます。
タイのタワーマンション購入におすすめのエリア
プロンポンやトンロー周辺には数多くのタワーマンションがありますが、最近では、チャオプラヤー川に面したリバーサイドエリアにも次々とタワーマンションが建設されています。
近隣には「アジアティーク ザ リバーフロント」や「ICONSIAM(アイコンサイアム)」などもあり、おすすめのエリアです。
タイのタワーマンションの家賃・購入価格の相場
日本では富裕層が所有するイメージが強いタワーマンションですが、タイのタワーマンションの家賃・購入価格はどれくらいなのでしょうか。
タイのタワーマンションの家賃・購入価格相場は、以下の通りです。
家賃相場(コンドミニアム)
タイ国内で日本人居住者が多い主要エリアにおいて、コンドミニアム(分譲マンション)の家賃相場は以下の通りです。
スクンビット地区 | シーロム地区 | バンチャック地区 | |
単身者向け
(スタジオタイプ) |
15,000〜40,000THB | 10,000〜12,000THB | 5,000〜8,000THB |
夫婦・家族世帯向け
(2ベッドルーム) |
25,000〜80,000THB | 40,000〜60,000THB | 15,000〜25,000THB |
プロンポン駅・トンロー駅を中心としたスクンビット地区は、日本企業が多く進出し、日系スーパーや日系レストランも多い日本人に人気のエリアです。
家賃の価格幅が広く、中心エリアに近いほど高額になっています。
スクンビット地区でも郊外は家賃が安めですが、日本人の居住者は少なめです。
シーロム地区はビジネス街、バンチャック地区は郊外でのどかな風景が残るエリアとなっています。
バンチャック地区は、日本でいう下町のようなエリアです。
日本人を含む外国人の居住者は少ないですが、近年オフィスビルが次々に建設され、都会化が始まっています。
タワーマンションも幾つかあり、スクンビットの半額以下で住めるため、穴場のエリアと言えるでしょう。
購入価格の相場
タイ国内にあるタワーマンションは、安ければ4,000,000THB(日本円で1,500万円ほど)から購入可能です。
バンコク市内のタワーマンションであっても、4,500,000THB(日本円で1,700万円ほど)から購入できるでしょう。
もちろん物件によっては日本円で1億円を超えるものまで幅広くあります。
ただし、コンドミニアムの購入時には、登記手数料や印紙税などの税金がかかるほか、賃貸事業で家賃収入を得る場合は所得税などもかかります。
税金や手数料などの詳しい金額は、不動産会社に確認してみるのがおすすめです。
タイのタワーマンションは年収いくらで購入できる?
日本の都心では、タワーマンションに住むためには最低1,000万円の年収が必要と言われています。
一方、タイのタワーマンションなら、エリアや物件によっては家賃5万円台から住むことができます。
日本人の需要が高いバンコクの物件でも、サラリーマンの年収で購入できるタワーマンションがいくつもあるのです。
そのため、タイに住む日本人駐在員や将来的にタイ移住を考えている日本人には、タワーマンションが人気です。
推定利回りが年5%を超える物件も珍しくはないため、投資用不動産として購入する日本人も多いです。
最後に
タイ国内には、多くの日本人が住んでいます。
駐在する日本人のなかには、「せっかくならタワーマンションに住みたい」と思っている人も多いでしょう。
日本企業が多く進出するバンコクやパタヤなどの人気エリアなら、基本的に賃貸需要は途切れることがありません。
そのため、居住用としてだけでなく、投資用不動産としてタイのタワーマンションを購入するのも一つの手段です。
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タイのタワーマンションの購入をお考えの投資家の方は、ぜひお気軽にご相談ください。