海外移住をするうえで、必ず必要となるのがビザの取得です。
そこで今回は、海外移住でビザが取りやすいと言われている国について、ビザの種類や費用を分かりやすく解説します。
目次
海外移住でビザが取りやすい国5選
それでは早速、日本人の移住先として人気の国の中でも、ビザが取りやすいと言われている5つの国について、それぞれの魅力やビザ取得の条件を詳しく解説します。
タイ
日系企業が多く進出しているタイは、移住先として人気の国です。親日家が多いため暮らしやすく、物価も安いため、日本と同じ給料でも比較的リッチな生活を送ることができます。
日本人街や日本人居住率100%のマンションなどもあり、場所によっては日本と変わらない環境で生活を送ることができるでしょう。
タイに移住する際に取得できる主なビザは、以下の通りです。(2022年11月時点)
ビザの種類 | 概要 |
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ノンイミグラントB | ビジネスビザ(就労先を通して取得する) |
ノンイミグラントED | 留学ビザ(留学先を通して取得する) |
ノンイミグランドO | リタイアメントビザ、家族ビザなど |
就労を目的とするノンイミグラントBの場合、ビザの申請料はシングルエントリー(出入国可能回数1回)で10,000円です。
マレーシア
東南アジアの中心に位置するマレーシアも、日本人に人気の移住先の一つです。首都のクアラルンプールはインフラも整備されていて、日本のテレビを楽しむことも可能です。
また、物価も安いため比較的リッチな生活を送ることができるでしょう。
マレーシアに移住する際に取得できる主なビザは、以下の通りです。(2022年11月時点)
ビザの種類 | 概要 |
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項雇用パス (Employment Pass) |
ビジネスビザ(就労先を通して取得する) |
レジデンス・パス (Residence Pass) |
ビジネスビザ(就労先を通して取得する) |
プロフェッショナル・ビジット・パス (Professional Visit Pass) |
ビジネスビザ(就労先を通して取得する) |
駐在員の配偶者・子供の滞在ビザ (Dependent Pass) |
ビジネスビザ(就労先を通して取得する) |
学生ビザ (Student Visa) |
留学ビザ(留学先を通して取得する) |
マレーシア・マイ・セカンド・ホーム (MM2H) |
長期滞在ビザ(マレーシア国内に定期預金をすることで取得できる) |
特に人気があるのは、5年間の長期滞在が可能なMM2Hビザです。
35歳以上が申請できるビザで、経済的証明が必要になる他、ビザ発給費は500リンギット(約15,000円)/年、処理手数料として申請者は5,000リンギット(約155,000円)、帯同者は2,500リンギット(約73,000円)が必要になります。
フィリピン
東南アジアのなかで特に日本に近いフィリピンも、移住先として人気があります。英語を習得するための語学留学先としても人気です。
温暖な気候で物価も安く、日本人街もあるので比較的暮らしやすいでしょう。
フィリピンに移住する際に取得できる主なビザは、以下の通りです。(2022年11月時点)
ビザの種類 | 概要 |
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雇用ビザ (Prearranged Employee Visa) |
ビジネスビザ(就労先を通して取得する) |
学生ビザ (9F) |
留学ビザ(留学先を通して取得する) |
特別投資家居住ビザ (SIRV) |
投資ビザ(必要な資格と投資額を維持できる限り、無期限の居住権が与えられる) |
リタイアメントビザ (SRRV) |
長期滞在ビザ(フィリピン国内に定期預金をすることで取得できる) |
APECO特別永住権プログラム (ASRV) |
永住権(地域の振興開発事業プログラムに参加することで取得できる) |
ビザの申請手数料は、就労先が上位1,000社以上で有効期限1年の場合、10,630ペソ(約76,000円)です。
台湾
親日家が多いことで知られる台湾も、移住先として人気があります。日系企業も多く進出しているので、働き口も見つかりやすいでしょう。
治安も比較的良いので、家族での移住にもぴったりです。
台湾に移住する際に取得できる主なビザは、以下の通りです。(2022年11月時点)
ビザの種類 | 概要 |
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停留ビザ (VISITOR VISA) |
ビジネスビザ、留学ビザ、リタイアメントビザ |
居留ビザ (RESIDENT VISA) |
ビジネスビザ、投資ビザ、家族ビザ、留学ビザ |
ワーキング・ホリデービザ (WORKING HOLIDAY VISA) |
旅行や社会見学を目的としたビザ |
就業金卡 (Employment Gold Card) |
ビジネスビザ |
台湾のビザ申請費用は、日本円で6,800円~17,800円です。シングルかマルチかによって異なります。
オランダ
ヨーロッパの中でも比較的治安が良いとされるオランダも、日本人の移住先として人気です。公用語はオランダ語ですが、ほとんどのオランダ人が英語も話せるため、英語さえ話せればそれほど困ることはありません。
日本と同じく四季があり、美しい自然の景色を楽しめるのがオランダの魅力です。
オランダに移住する際に取得できる主なビザは、以下の通りです。(2022年11月時点)
ビザの種類 | 概要 |
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企業内転勤 (Intra-Corporate Transferees:ICT) |
ビジネスビザ(就労先を通して取得する) |
知的労働者 (Highly-skilled migrants) |
ビジネスビザ(就労先を通して取得する) |
普通労働者 (Regular Paid Work) |
ビジネスビザ(就労先を通して取得する) |
個人事業主ビザ (Dutch-Japanese Trade Agreement) |
ビジネスビザ(オランダ国内でビジネスを始める場合に取得できる) |
永住権 | 長期滞在ビザ(オランダに5年以上居住していることなどが条件) |
オランダのビザ申請費用は、日本円で40,000円程度です。
ただし、個人事業主としてビジネスを開始する場合は、日本円で約650,000円程度の投資資金が必要です。
最後に
今回は、日本人の移住先として人気の国の中でも、特にビザが取りやすいと言われる国について紹介しました。駐在員として移住する場合には、就労先を通じてビザを取得することになるため、社内の担当部署に確認をとってみてください。
定年退職後の移住についてはリタイアメントビザの取得が必要となり、留学の場合は学生ビザの取得が必要になります。移住の目的に合わせて、必要なビザの種類を確認しておきましょう。
日本人移住者が多いタイも、ビザが取りやすいと言われている国の一つです。日系企業が多く、日本人街や日本人向けスーパーなども充実しています。
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