不動産投資は日本国内だけでなく海外の不動産でも投資ができます。
税金や利回りの面で国内よりもメリットを感じて、海外の不動産投資を行う方も少なくありません。
今回は、海外の不動産投資の中でも、マンション投資のメリット・デメリットについて解説します。
海外マンション投資のメリット
海外のマンション不動産投資は、「コンドミニアム投資」とも呼ばれます。
近年は日本国内の不動産収益が減少している傾向があったり、人口の減少による空室のリスクも高まっていることから、海外のマンションへの投資もどんどん注目されています。
ここでは、コンドミニアム投資のメリットとデメリットについて解説します。
メリット①地域によっては中古物件も価格が落ちない
アメリカをはじめとした先進国では、リフォームなどを適切に行うことで、中古物件でも価格が落ちにくいという傾向があります。
そのため、中古のマンションを購入しても需要が下がりにくく、売却や長期的な運用をしていても価格が安定しやすい傾向があります。
また、アメリカやイギリスの不動産界隈は中古物件での取引が主流となっています。
メリット②空室のリスクを減少できる
不動産投資において一番大きなリスクが、借り手が見つからずに空室ができてしまうことです。
その中でも、たとえば人口が増加傾向にあるタイなどの地域でマンション投資を行えば、需要のあるエリアのマンションを購入することで空室のリスクを減らすことができます。
海外マンション投資のデメリット
もちろん、海外マンション投資にはメリットばかりではありません。
どの国や地域に投資を行うかにも寄りますが、海外マンション投資にはデメリットも存在します。
ここでは、海外マンション投資におけるデメリットを国別に解説します。
先進国のマンション投資のデメリット
先進国のマンション投資のデメリットは主に下記の2つが挙げられます。
- 大きな利回りは期待できない
- 購入費用が高い
先進国は、日本同様の利回りでの運用になる国・地域がほとんどであるため、新興国ほど大きな利回りは期待できないとされています。
しかしながら、いわゆるハイリスクハイリターンの運用にはならないため、リスクを抑えた運用を求める場合は先進国でのマンション投資がおすすめです。
また、先述したように先進国は中古物件でも値段が下がらない傾向があります。
そのため、投資用のマンションを購入する際にも、まとまったお金が必要になるため、海外の投資ができる方は少々限られてしまいます。
新興国のマンション投資のデメリット
新興国とは、いわゆるタイなどの国・地域を指し、人口増加や経済の成長が今後も続くと思われている国のことを指します。
先述したように、人口が増加傾向にある地域であれば、住宅の需要も高まるため、海外マンション投資でも十分な利益を狙うことができます。
しかし、新興国のマンション投資にも、下記のようなデメリットが存在します。
- プレビルド投資で物件が完成しない
- 融資を受けることが難しい
プレビルド物件とは、建設中もしくは建設前の物件に投資するというやり方です。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、東南アジアを中心にプレビルド物件は注目されています。
建設前であるため、相場より安い価格で購入できるというメリットもありますが、工事の進捗が悪かったり物件が完成せずにデベロッパーが倒産する可能性などもあります。
プレビルド投資は比較的ハイリスクな投資になる傾向があるので、デベロッパーや不動産会社にどのような企業が参加しているのかなども詳しくチェックするようにしましょう。
また、特に新興国においては、不動産投資をする際に金融機関からの融資を得るのが難しいケースがほとんどです。
そのため、キャッシュ購入できるほどの資産を持っている方やもしくは現地に在住している方でないと、マンション投資をはじめとした海外不動産投資を行うのは難しいかもしれません。
国別に不動産投資の実情を解説
ここでは、国別に不動産投資の実情について解説します。
不動産投資を行う際に、どのエリアを選べばいいのか悩んでいる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
アメリカ・ハワイ
日本では観光地として人気のハワイも、海外マンション投資先としてオススメです。
ハワイでは、安定した不動産の需要があるだけでなく、外国人による不動産所有の制限がなく、自由に売買を行うことができます。
また、ここまででも解説してきたように海外不動産投資では金融機関からの融資のハードルが高いという傾向がありますが、ハワイなら日本の取り扱っている金融機関が複数あり、ローンが組みやすいことも注目されているポイントです。
タイ
東洋のデトロイトと呼ばれるタイは、外国人による不動産投資が多い国のひとつです。
タイでは、経済成長に伴って住宅の需要が増加し、今後も不動産価格の上昇が見込まれている地域です。
そのため、日本よりも高いキャピタルゲインを狙えることが、日本人から注目されている理由として挙げられます。
実際に、高架鉄道・地下鉄の延伸や新駅開発で、マンション(コンドミニアム)の建設が急速に増えており、新たな住宅需要も喚起されると予想されています。
また、2020年に固定資産税の徴収税率が9割引き下げとなり、節税のために購入を考えている方にもおすすめです。
海外マンション投資のメリット・デメリット|まとめ
ここまでご紹介したように、海外のマンション投資には様々なメリット・デメリットがあります。
また、地域によってメリット・デメリットが変動するため、投資を始める前に何を目的に投資を行うのか、どのような利益を得たいのかというゴールを明確にしておくことが重要になります。
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