タイには多くの日系企業が進出していて、たくさんの日本人が働いています。駐在員として働く人はもちろん、現地採用で働いている人も多くいらっしゃるのがタイです。
そこで今回は、タイで仕事をする日本人がどんな仕事をしているのか、駐在と現地採用の違いについても詳しく解説していきます。
RENOSY Thailandでは現地採用の方も駐在員の方も快適にタイで過ごしてほしいと願っているため、ニーズに合わせた物件を紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
目次
- タイで仕事をする日本人は多い!
- タイの日本人に人気の仕事はどれ?
- タイで仕事をするには?求人を見つける方法
- タイで仕事をするために必要なビザ
- タイで仕事を始めるまでの流れ
- タイの現地採用と駐在との違いは?
- タイへ移住した日本人に人気の仕事とは?|まとめ
タイで仕事をする日本人は多い!
外務省の調査によると、タイにおける在留邦人は2021年10月時点で82,574人です。
これだけたくさんの日本人がタイで暮らしています。
タイには日本人街と呼ばれるエリアもあり、日本と同じような暮らしを楽しめるほか、タイ語や英語が話せなくても日本語のみで就職できるなどのメリットがあります。
また、タイは親日家が多い国なので、異国の地で差別に悩まされるというケースも少ないでしょう。
タイで働くメリットとデメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
タイの日本人街については、以下の記事も参考にしてください。
タイの日本人に人気の仕事はどれ?
タイで働きながら暮らしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
タイで暮らす日本人には、以下のような仕事が人気です。
営業職
タイに進出している日系企業では、たくさんの日本人が営業職として活躍しています。
もともと日本の企業で働いていた社員が、タイへの駐在を打診されるケースも多いようです。
日本人向けの営業職なら日本語のみでも働けますが、タイ人向けの営業職なら英語やタイ語の語学力もある程度求められるでしょう。
将来的には、タイだけでなく近隣の東南アジアの国々へ出向となる可能性もあり、世界レベルの営業力を身につけたい人におすすめの職種です。
工場管理
タイに工場を構える日系企業では、現地での管理職を募集しているケースがあります。
大手メーカーなどが多く、収入が安定していて、福利厚生もしっかりしているのがメリットです。ただし、工場の従業員であるタイ人とのコミュニケーションが必須なので、ある程度タイ語が話せないと難しいでしょう。
コールセンター
バンコクには、大手日系企業のコールセンターがあり、そこで働く日本人も少なくありません。主な業務は通信販売の受注で、日本から電話がかかってきます。
日本人相手の仕事なのでタイ語や英語のスキルは必要ありません。フルタイムで働けばバンコクで生活できるだけの収入を得ることができます。
エンジニア
タイに進出している日系企業では、エンジニアを募集しているケースも多いです。HP制作やソフトウェア開発が主な仕事で、収入も安定しています。
20〜30代の男性が多く、語学力を生かして管理職としてキャリアアップしたりする人も少なくありません。また、技術力を生かして現地で起業する日本人もいるようです。
ホテルスタッフ
日本人観光客が多いタイでは、日本語のできる日本人がホテルスタッフとして重宝されています。
日系の大手ホテルなどに勤務すれば、安定した収入を得られるでしょう。
観光スタッフ
日本人観光客が多いタイでは、日本人向けのツアーコンダクターなど、観光スタッフとして働く日本人も多いです。観光業では、日本語が話せることが強い武器となるでしょう。
日系の大手旅行代理店でも、カウンター業務やツアー企画を担う現地の日本人スタッフを募集しています。給与も安定していますし、福利厚生もしっかりしているので安心して働けるのがメリットです。
コーディネーター
日本人コーディネーターも、タイでは人気の仕事の一つです。コーディネーターは日本にいる社長や社員と、タイ人社員の橋渡しをするのが役割です。
単に通訳や翻訳をするだけではなく、日系企業の文化や慣習、考えをタイ人スタッフに伝えたり、現地スタッフからの要望を日本へ伝えたりなど、相互理解を深めるために立ち回ります。
あまり一般的ではない仕事ですが、タイの日系企業では重要な役割を担うポジションです。
タイで仕事をするには?求人を見つける方法
タイで仕事をするためには以下の方法があります。
- 求人サイト
- 現地のフリーペーパー
- 海外就職エージェント
これからタイに移住をして働きたい方は求人サイトから求人を見つけることができますが、既にタイに移住をしている方は現地のフリーペーパーから現地採用として仕事を見つけることができます。
求人サイト
タイで仕事をしている方は日系企業で海外駐在員として仕事をしている方がとても多いです。そのため、日本の求人サイトから求人を見つけることができます。
「タイ 求人」「タイ 就職」のキーワードで検索すると求人サイトからタイでの様々な業者の仕事を見つけることが可能です。
日本にいながらスカイプやズームでの面接をすることができるので、初めてタイで仕事を探している方は求人サイトから見つけることがおすすめな方法になっています。
タイ現地のフリーペーパー
タイ現地に移住をしている方はタイのコンビニなどに設置している、日本人向けの求人が掲載されたフリーペーパーから求人を見つけることができます。
タイに海外駐在員として移住している方の中には、フリーペーパーを活用して転職活動をしている方もいます。
現地のフリーペーパーには求人サイトにも情報が出ていない現地採用の求人などが掲載されていることもあるので、業種の幅を広げることが可能な方法です。
海外就職エージェント
海外就職エージェントから求人を見つけることで、希望の仕事を見つけやすいです。
海外就職エージェントは現地とのやりとりやタイに移住するのに必要なビザの取得のサポートもしてくれます。
タイでの求人は工場や営業の求人が多いですが、これまでのキャリアを活かせる業者に海外就職エージェントに頼むことで就きやすくなる方法です。
タイで仕事をするために必要なビザ
タイで仕事をするためにはビザの取得が必要です。
タイでの仕事をするために必要なビザはノンイミグラントBとタイに赴任してから労働許可証を取得する必要があります。
ここではノンイミグラントBと労働許可証について解説します。
タイ現地への視察や子会社との会議などで、日本からタイへの海外出張は30日間のビザが免除されるため、詳しくは下記の記事をチェックしてください。
日本人ビジネスマンならタイのビザ免除!?従来のビザや申請書などを解説
ノンイミグラントB
タイで仕事をするのに必要なビザはノンイミグラントBです。
就労ビザであるノンイミグラントBは日本のタイ大使館か領事館で申請を出す必要があります。ノンイミグラントBの申請には以下の書類が必要になるので揃えておきましょう。
- パスポート
- 職務経歴書(英文)
- 現職、過去の在職証明書(英文)
- 卒業証明書(英文)
ノンイミグラントBはタイでの滞在日数可能が90日間なので、タイで仕事を長期的にしていく方の中には長期滞在ビザを取得する方がいます。
タイの長期滞在ビザ(LTR)とは?取得できる条件や手続きを分かりやすく解説
労働許可証
タイで働くためにはビザだけではなく、労働許可証が必要です。
労働許可証はタイに入国してから、労働局かバンコクのワンスタートワンストップインベストメントセンターで申請手続きを行うことができます。
労働許可証は自由に働いてよい許可ではなく、働く会社で特定の業務を期間内で従事するための許可を申請しています。
そのため、職業や職種で書類の提出が異なり、勤務先を退職した際には労働許可証を返還して7日以内にタイを出国する義務が発生するので注意が必要です。
タイで仕事を始めるまでの流れ
実際にタイで働くためには仕事先を見つけることも大切ですが、タイで働くまでの流れを理解することでスムーズに働くことが可能です。
既にタイに在住している方とこれからタイに移住をしたい方では、タイで働くまでの流れは異なります。
ここではタイに移住して仕事をしたい方に向けて、タイで仕事を始めるまでの流れを解説します。
海外就職エージェントに登録
タイで仕事を始めたい方は求人サイトなどから調べることが多いですが、海外就職エージェントに登録をしておくことがおすすめです。
海外就職エージェントはこれからのキャリアの相談だけではなく、タイの専門家として希望に合った求人を紹介してくれます。
海外就職エージェントに登録をしながら、求人サイトから自分の興味のある求人を見つけましょう。このときにタイ現地での住居について調べておくことが大切です。
タイの住居探しは時間がかかるので、なるべく早く始めるようにしましょう。
求人へ応募
海外就職エージェントや求人サイトを見て、興味のある求人を見つけたら応募をしましょう。
求人に応募をしたいときには履歴書、職務経歴書をブラッシュアップして求人に応募する必要があります。
実際に企業の情報を集めることや応募したい企業で働いている人など調べておきましょう。
選考・面接
日本と比較してタイの企業の選考・面接はスピーディーに進むことを覚えておきましょう。
タイの企業の採用選考では求人に応募をしてから、約1週間ほどで書類審査の合否結果が出ます。
書類審査に合格した場合、企業との面接に進むことができますが、基本的に2、3回の面接で採用されることがタイの採用選考の特徴です。
日本からも面接はズームやスカイプなどの映像面接なので、どこからでも受けることができます。
内定
書類の応募からスムーズに進むと、約1か月程で採用の結果が決まります。
採用の結果が決まると、内定書が提示されるのでよく確認するようにしましょう。
内定書の雇用条件には基本的な賃金や勤務開始日など、タイで働くために必要な事が記載されています。
事前に自分の条件と合うか、確認したい情報などを海外就職エージェントに相談することで、内定を承諾した後に後悔をするという最大のリスクを減らすことが可能です。
渡航準備、住居探し
内定の承諾をした後は渡航準備を進めましょう。
タイへの渡航準備はビザの準備や現職の退職手続きを進める必要がありますが、住居探しにはこだわりを持ち理想の住居を探すことがおすすめです。
タイの企業は内定から1、2か月で入社日が設定されていることが多いので、渡航準備はなるべく迅速に完了させる必要があります。
生活に関しての準備やタイの情報を集めることも大切なので、事前に準備を進めていきましょう。
タイに渡航、入社
入社日の1週間前にはタイに渡航するようにしましょう。
入社の前からタイでの暮らしの基盤を整えていくことでタイで安心して暮らすことができます。
入社日までに実際にタイで働く勤務地や交通手段を調べておいて、遅刻のないように入社しましょう。
タイには日本人向けのスーパーや日本語に対応している飲食店があり、タイにいながら日本食を食べることができます。
タイの生活に欠かせないスーパーについては下記の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください!
タイの現地採用と駐在との違いは?
タイでの働き方には、現地採用と駐在という2種類があります。
それぞれの違いは、以下の通りです。
海外駐在員とは
海外駐在員とは、日系企業をはじめとする外資系企業に雇用され、会社の辞令によって海外支店や海外拠点に赴任している人のことです。
日系企業の駐在員の場合、給与は日本水準でもらうことができ、健康保険や年金も日本での加入を継続するケースが多いです。
一般的な海外駐在員の場合、タイで働くことになるのは平均して3〜5年程度です。
日本水準の給与に加え、海外赴任手当や住宅手当などの支給がされる企業も多く、日本で働いていたころよりも年収は高くなるでしょう。
また、管理職として赴任を命じられるケースも多く、キャリアアップにつながるというメリットもあります。タイには日本人学校などもあるため、家族で駐在しているケースも珍しくありません。
ただし、海外駐在員として働くには、勤め先から海外赴任の打診を受ける必要があり、タイ赴任のタイミングや任期などは、自分で決めることは難しくなります。
現地採用とは
現地採用とは、タイに進出している日本企業や外資系企業、タイの現地企業などに直接雇用されるということです。給与はタイ水準となり、年金も自己負担になります。
また、日本のような健康保険はなく、公的医療保険や民間医療保険に加入する必要があります。住宅手当や残業手当なども支給されないケースが多く、給与や待遇面に関していえば、海外駐在員よりも厳しい条件となります。
とはいえ、現地採用には自由度が高いという魅力もあります。
現地で好きな仕事を見つけることができ、職種に制限はありません。
タイでしかできない、日本人としてのスキルを活かした仕事に就くこともできるでしょう。
また、滞在期間についても会社から制限を受けることはなく、ビザさえ取得できれば好きな期間タイで暮らすことができます。
タイへ移住した日本人に人気の仕事とは?|まとめ
タイで仕事をしながら暮らしている日本人は多く、海外駐在員として働く人もいれば、現地採用で働く人もいます。
海外駐在員として働くためには、会社から辞令を出してもらう必要がありますが、現地採用なら自分の好きなタイミングでタイに移住することが可能です。
タイには日本人にしかできない仕事もたくさんあるので、自分に合った仕事を見つけることができるでしょう。
タイで暮らすなら、仕事だけでなく家探しも大切です。RENOSY Thailandでは、タイ国内バンコクやシラチャの日本人向け物件を豊富に取り扱っています。お客様のご要望に沿った物件を日本人スタッフが選定からご提案をさせていただいております。
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