タイは、渋滞が多い国ですが、それを避ける移動手段として高架鉄道と地下鉄が多く使われています。
しかし、乗るたびに窓口に行ってチケットを購入するのは大変です。
窓口では、切符を求める人が長蛇の列をつくっていることや、タッチパネルの反応が悪いことがしばしば見られます。
日本では公共交通機関を利用する際に、乗車料金の支払方法としてSuicaを使用している方が多いですが、実はタイにも便利な交通系ICカードのラビットカードという便利な交通ICカードがあります。
この記事ではラビットカードについてご紹介します。
タイで利用できるラビットカードとは?
ラビットカードとは、タイの高架鉄道BTSで使える交通系ICカードです。
タイでは、高架鉄道BTSと地下鉄MRTが公共交通機関として利用できますが、ラビットカードは、BTSのみ利用可能です。
そのほか、一部のバスや提携している店舗・飲食店での利用が可能です。
ラビットカードは学生・シニア・アダルトの3種類あります。学生は23歳以下の学生、シニアは60歳以上のタイ人限定です。
また、身長90センチ未満の子どもは運賃が無料です。
さまざまなキャラクターとコラボしたカードも時々発売されており、可愛らしいですよ。
利用可能な店舗は約400店舗あり、カードで支払うことでお得なこともあるため、ラビットカードを1枚持っているだけで、タイでの生活がとても快適になります。
ラビットカードの作り方
ラビットカードの作り方は、2通りあります。
ひとつは、BTSの駅の窓口で作成できます。
作成時に必要なものは、パスポートと200バーツです。
内訳は、発行手数料100バーツ、初回チャージ料の100バーツとなります。
もうひとつは、Klookで事前予約をします。
こちらは、スワンナプーム空港に到着する場合、空港4階のKlookカウンターで受け取ります。
滞在期間が短い場合には、BTSが1日乗り放題の1Dayチケットもあります。
ラビットカードの利用方法
ラビットカードを使用できる路線は、BTSのスクンビット線とシーロム線、ゴールドライン、MRTのピンクライン、MRTのイエローライン、BRTのバスラピッドトランジットで利用可能です。
そのほか、デパートやショッピングモールのフードコート、チェーンレストランやファストフードショップ、コンビニなど、提携している店舗約400店で利用できます。
日本人にもなじみのあるマクドナルド、スターバックス、サブウェイなどの店舗での利用が可能です。
ラビットカードのチャージ方法は、いくつかあります。
1つめは、駅の窓口でチャージできます。
ラビットカードとともに現金を差し出すことで、すぐにチャージしてもらえますが、繁華街や観光客でにぎわっている駅では、窓口が混雑している場合があります。
2つめは、フードコートの窓口でチャージできます。
3つめは、BTSの各駅の券売機にてチャージできます。
4つめは、My Rabbitアプリです。
こちらは、銀行口座が必要となるため、旅行者は使用できません。
ラビットカードの残高は、改札機を通過したときに表示されるので、チェックしましょう。
心配なときは、チャージできる券売機で確認するのもよいです。
ラビットカードの使用期限は、発行から7年ですが、2年以上使用していない場合は、カードの利用ができなくなるため要注意です。
払い戻しについては、BTSの駅の窓口で受け付けしてもらえます。
払い戻し時にも、パスポートが必要です。日本のチャージできるICカードの使用に慣れている方であれば、ラビットカードをすぐに使いこなすことができ、とても快適な生活をすることができることでしょう。
ラビットカードはデザインも豊富!
ラビットカードは、その名のとおりうさぎがトレードマークとなっていますが、カードのデザインはうさぎだけでなく、たくさんあります。
親日国と知られるタイですが、日本を代表するアニメやキャラクター、ご当地キャラなどのデザインもあるので、どのデザインのラビットカードにしようかワクワクしますね!
また、日本向けにタイの不動産事業を行っている「ディアライフ by RENOSY」の代表である安藤氏のデザインのラビットカードも販売されております!
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タイ版Suica!?ラビットカードとは|まとめ
この記事では、ラビットカードについてご紹介してきました。
日本でもSuicaやICOCAなど、交通系ICカードが使用されていますが、タイでも同様に交通系ICカードが使用されています。
公共交通機関では使用できないものもありますが、BTSを利用する場合、ラビットカードを1枚持っていると、タイでの生活が快適になることでしょう。
ぜひ、タイに滞在されるときには、ラビットカードを作って快適な生活を送ってくださいね。