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【2025年最新版】タイ・バンコクの家賃相場推移について解説!

【2025年最新版】タイ・バンコクの家賃相場推移について解説!

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タイ・バンコクで物件を探すときに知っておきたいのが、家賃相場です。

初めて海外で物件を契約する際、家賃相場を知らずに高額な物件を選んでしまうと大きな損失につながります。

理想の物件を見つけるためには、まず家賃相場をしっかり把握することが重要です。

今回はタイ・バンコクの近年の家賃相場推移やタイ経済、タイ・バンコクの物件の探し方などについて解説します。

物件探しの際に参考にして理想の物件を見つけましょう!

タイ・バンコクの家賃相場推移(2010-2025)

タイ・バンコクのアパートやサービスアパートの家賃は、2010年から2019年までの10年間、上昇傾向にありました。

2020年、2021年は世界的に流行した新型コロナウイルス感染症の影響により、長期滞在する日本人駐在員の人数が減少し、アパートの家賃相場もやや低迷したものの、渡航制限が撤廃された2022年以降は再び上昇傾向にあるようです。

新型コロナウイルス感染症によりダメージを受けた在タイ日系企業も、2022年以降の業績は上向き傾向にあり、過半数の企業がコロナ禍以前の水準まで回復したと言われています。

タイの経済自体も回復しているため、2023年以降の事業展開に前向きな在タイ日系企業も多く、バンコクや周辺都市の都市化が進んでいることなどから、タイの家賃は今後しばらく上昇傾向になるでしょう。

単身赴任(1LDK)の家賃相場推移

単身赴任(1LDK)の家賃相場推移のグラフ

タイ・バンコクに単身赴任をする方で、1LDKの物件を相場がわからないまま満足のいかない物件に契約をしてしまうことがあります。

タイ・バンコクの1LDKアパートの中にはスイミングプールやレストランが完備されている物件も数多くあり、自分の趣味に合った施設が見つかるかもしれません。

タイ・バンコクの1LDKのサービスアパートの家賃相場は2020年、2021年に新型コロナウイルス感染症の影響で家賃相場は低迷していました。

ですが、2023年の家賃相場は85,000THBと、コロナ禍前の水準を大きく上回っています。

2024年以降も家賃相場は上昇を続けているため、実際に暮らす地域の1LDKの家賃や設備をよく確認して、希望通りの物件を見つけましょう。

合わせて読みたい:タイでの一人暮らしに!単身者におすすめ物件をご紹介

【タイ・バンコクで人気の1LDKアパート】

アパート名 特徴
Emporium Suites BTSプロンポン駅に直結した大型ショッピングモール「エンポリアム」と同じ建物内にあるサービスアパート
Marriott
Sukhumvit
Park
日本人駐在員が多く住んでいるソイ24にあるサービスアパート

テニスコートやゴルフ練習場なども完備
Somerset Thonglor 日本人に人気のトンローエリアにあるサービスアパート

トンロー駅にも徒歩圏内でトンロー通りには日系のお店が多い

夫婦(2LDK)の家賃相場推移

夫婦(2LDK)の家賃相場推移のグラフ

タイ・バンコクで夫婦で住みたい方は2LDKの物件をお探しではないでしょうか。

2LDKのアパートはお部屋が広かったり学習塾や日本食レストランから近くにある事が多いですから、アパートの周りをチェックすることも物件探しには大切です。

また、タイ・バンコクの2LDKアパートの家賃相場は、2010年には63,667THBほどでしたが、2019年には73,800THBになっており、上昇傾向にあります。2017年のピーク時の家賃相場は77,900THBほどでした。

2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響により家賃相場は大きく下がったものの、2023年にはコロナ禍前の水準まで戻っています。今後も家賃相場は上昇していくことが予想されます。

タイ・バンコクの物件は早めに探すようにしましょう。

【タイ・バンコクで人気の2LDKアパート】

アパート名 特徴
The Residence Sukhumvit 24 スクンビット南側にあるもっとも人気の物件

「フジスーパー1号店」の徒歩圏内にあり、スイミングプール、ジム、サウナのほかに、遊具が設置された屋根付きの遊び場、テニスコートなどの設備が充実
Grand 39 Tower スイミングプール、フィットネスジムやキッズルームを完備したBTSプロンポン駅徒歩圏内のファミリー向けの物件
Queen’s Park View エンポリアムデパートの裏手にあるアパート

タイの物件として比較的コンパクトな間取りで、2ベッドルームは90平米となる

子ども連れ(3LDK)の家賃相場推移

子ども連れ(3LDK)の家賃相場推移のグラフ

タイ・バンコクでご家族で暮らす物件探しは難航してしまうものです。

タイ・バンコクの3LDKアパートの家賃相場は、2010年には78,111THBでしたが、2019年には87,800THBと上昇傾向です。ピークとなる2016年の家賃相場は95,400THBほどでした。

また、コロナ禍で大幅に家賃を下げる物件が増えたものの、2022年から需要は回復し、2023年の家賃相場は85,000THBとなりました。

3LDKの家賃相場はコロナ禍前と同等に戻りつつあります。

「RENOSY Thailand」では、おまかせ物件探しというお客様のご希望をお伝えするだけで、ライフアドバイザーが希望の部屋を探してくれるサービスがあります。

ご家族で暮らすお部屋探しに難航している方はタイ・バンコクのお部屋探しのプロに相談してみてはいかがでしょうか。

【タイ・バンコクで人気の3LDKアパート】

アパート名 特徴
Baan Jamjuree スクンビット通り・ソイ39にある高級タワー型アパート

広々とした高級感のあるお部屋とテニスコートまである充実したファシリティが特徴
Prasanmit Thani Tower 日本人居住区の最西端にある高級タワー型アパート

約500坪はある広いガーデンやテニスコートを完備

日本人居住区の中心から少し外れるため日本人入居率が低め
Krung Thep Thani Tower スクンビット通り・ソイ24にある高級タワー型アパート

テニスコートまである充実したファシリティが特徴

ペット可物件

タイ経済の概観・経済成長率(2013-2023)

タイ経済の概観・経済成長率(2013-2023)のグラフ

タイの経済成長率を参考にすることで、今後の家賃相場の動向を予測する手がかりになります。

タイの経済成長率は反政府デモやクーデターによる落ち込みがあった2012年〜2014年以降は上昇傾向にあり、2018年のGDP成長率は前年比4.1%となっています。

しかし、2019年のGDP成長率は2.4%となり、5年ぶりの低水準を記録しました。

2020年には新型コロナウイルス感染症の影響によりマイナス成長率-6.1%となりましたが、2021年には1.5%まで回復し、世界経済が回復を見せ始めた2022年には2.6%まで上昇しています。

また、2022年以降は、ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した世界的なインフレが加速しています。

タイも例外ではなく、食料とエネルギーの供給不足、物流の混乱などにより、インフレ率は6.1%まで上昇しましたが、政策金利の引き上げなどの対策が行われた2023年には1.9%まで落ち着きました。

特にインフレや金利政策が家賃に与える影響は大きいため、今後のタイの金融政策や市場の動向に注目するようにしましょう。

日本からタイへの援助実績の推移(2013-2023)

日本からタイへの援助実績の推移(2013-2023)のグラフ

日本の支援によってインフラが整備される地域では、企業の進出や雇用の増加が見込まれ、それに伴い住宅需要が高まり家賃相場の上昇につながる可能性があります。

タイはASEAN諸国や日本、米国、中国といった諸外国との協調を外交の基本方針としている国です。

日本からタイへの経済援助としては、2015年に382億円、2016年に1,668.6億円、2019年には94.34億円の円借款を実施しているほか、毎年数億円の無償資金協力、数億~数十億円の程度の技術協力を行っています。

今後も、日本とタイの協力関係は、経済、社会、環境の各分野で深化していくことが期待されます。

そのため、日本の援助の動向はタイの家賃相場を考える上で重要な指標の一つといえるでしょう。

日本とタイの輸出・輸入推移(2013-2023)

日本とタイの輸出・輸入推移(2013-2023)のグラフ

タイの経済の活性化は、特定のエリアにおける不動産市場の成長を促し、家賃相場の上昇を引き起こす要因になります。

日本からタイへの輸出入額も増加傾向です。

2005年には24,777億円だった輸出額は2023年には41,170億円となり、主に鉄及び鉄鋼、機械・同部品、自動車関連の部品、電気機器・同部品などが輸出されています。

一方で、タイからの輸入額についても年々増加し、2023年には36,107億円となりました。2005年の17,175億円と比較すると、およそ2倍の拡大を見せています。

タイからの輸入品目としては、主に電気機器、機械、自動車・同部品、加工鶏肉などが挙げられます。

特に、工業団地や経済特区の周辺では、企業関係者や労働者の住宅需要が高まり、家賃が上昇しやすくなると考えられます。

タイへの観光・日本人渡航者数の推移(2013-2023)

タイへの観光・日本人渡航者数の推移(2013-2023)のグラフ

日本人観光客や渡航者数の増減は、タイの宿泊・不動産市場にも影響を与える要因の一つです。

特に、日本人を含む外国人観光客が増加すると、ホテルや短期賃貸市場の需要が高まり、都市部や観光地周辺の家賃相場の上昇につながる可能性があります。

観光地としての人気が高まってきているタイは、日本人観光客も多く訪れています。2014年には約127万人だった日本人渡航者は、2019年には約180万人と4割近く増加しています。

しかし、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延により、2020年、2021年の観光・渡航者数はタイ人・日本人ともに大幅に減少しています。

タイ政府によって渡航制限が撤廃された2022年以降、徐々に回復傾向にあるものの、コロナ禍以前の水準に戻るまでには至っていません。

今後、都市部や観光地における賃貸需要も徐々に回復し、家賃相場の上昇要因となる可能性があるでしょう。

特に、バンコクやプーケット、チェンマイなどの人気エリアでは、外国人向けの賃貸市場が再び活気を取り戻すことが予想されます。

タイ・バンコクで物件を探す3つの方法

建物を紹介する女性

タイ・バンコクで物件を探すには3つの方法があります。

  1. 日系不動産会社を介する
  2. タイ・バンコクの賃貸サイトを使用する
  3. FacebookやInstagramで直接取引

タイ・バンコクでの物件探しは相場を理解した上で、上記の方法で探せば理想の物件を見つけることに大いに近づきます。ここからは3つの方法について解説します。

日系不動産会社を介する

初めてタイ・バンコクで物件を探す際には、日系不動産会社に頼むのがおすすめです。

日系不動産会社に依頼する事で、オーナーとの仲介をしてくれるので、英語やタイ語に慣れていなくても日本語で安心して契約をすることができます。

さらに契約が完了した後の退去までサポートしてくれるうえ、アフターサービスが充実している日系不動産会社では、「引っ越し代サービス」やご家族をお持ちの方に向けた「お子様が通うスクールの優待券サービス」などがあります。

タイ・バンコクで物件契約をするのが不安という方におすすめな方法です。

タイ・バンコクの賃貸サイトを使用する

タイ・バンコクの賃貸サイトで物件を探してみることも方法のひとつです。

タイ・バンコクの賃貸サイトではタイの不動産エージェントが物件情報を出しているので、連絡をすると、その物件を担当しているエージェントとやり取りをすることになります。

日本人だけではなく現地のタイ人のエージェントが多くいるので、英語でのやりとりが必須です。タイ・バンコクの賃貸サイトと日系不動産会社で物件の比較をするのが選ぶときのポイントです。

FacebookやInstagramで直接取引

FacebookやInstagram等のSNSでは、オーナーが入居者を直接募集していることがあります。この場合は直接取引になるので、相場を理解した上で家賃交渉がしやすいメリットがあります。

この方法は初めてタイ・バンコクで物件を探している方にはあまりおすすめできない方法です。英語でのやりとりになるので保険などの加入や家賃交渉でトラブルになるケースがあり得るからです。

住みたい場所が決まっている方やタイ語、英語に自信がある方はこの方法で物件を探す場合があります

タイ・バンコクの物件探しをする時の注意点

タイ・バンコクの風景

タイ・バンコクでの物件探しをする時は、主に下記の4つの注意点を確認しましょう。

  • 設備不良のチェック
  • デング熱・害虫対策
  • 冠水や日照の確認
  • 周辺環境のチェック

タイ・バンコクは日本とは違う環境、気候になっています。なので、日本でしていない注意点があります。ここからはそれぞれの注意点について解説します。

設備不良のチェック

日本の物件探しと同様ですが、内見の際には設備不良がないか確認しましょう。

特に水回りのシャワーや蛇口、水漏れはしていないか等は後々暮らし始めてからストレスになりやすいです。

内見をする前にチェックリストを作成することで、確認したい事項をピックアップできるのでおすすめです。

デング熱・害虫対策

タイ・バンコクでは蚊やシロアリの対策は必須です。設備を確認する際には網戸の有無を必ずチェックしましょう。

日本でも物件に被害を及ぼすシロアリは熱帯の方が発生する可能性が高いです。内見の際には被害の有無を確認する事が大切です。

シロアリは内見時にも被害状況を確認することができますが、命に係わるデング熱などの感染症を運ぶ蚊はその場で確認できない事もあるため、特に注意しましょう

事前に周辺環境に水辺がないか、網戸はあるか、害虫については対策を必ずしてください。

冠水や日照の確認

冠水や日照も確認が必要です。特に8月〜10月の長い雨季では、大雨が降り続けることがあります。周辺地域がどのくらい冠水するのかよく調べましょう。

また、タイは日照も強いので、冠水の他に暑さ対策もおすすめします。特に日中には気を付けないといけません。

日本とは違う気候なので、お部屋探しプロに依頼するときも個人で物件を探すときにも注意したいポイントです。

周辺環境のチェック

周辺環境のチェックは冠水の確認やデング熱・害虫対策にもなりますが、暮らしそのものに関わってきます。

スクンビットやプラカノン、オットなどのエリアは日本人街やバンコクで働く人達のベッドタウンです。

デパートや、日本食レストランがある地域もあるので、周辺環境が暮らしやすいエリアであるかもチェックしましょう。

タイ・バンコクの家賃相場推移|まとめ

今回は、タイ・バンコクの家賃相場の推移、タイ経済やタイ・バンコクの物件探しなどについて解説していきました。

タイ・バンコクの家賃相場は、コロナ禍で一時的に低迷したものの、2022年以降は再び上昇傾向にあります。バンコク周辺の都市化が進むことで、今後さらに家賃相場が上昇することも考えられるでしょう。

タイ・バンコクで物件を探す際には、今回ご紹介した家賃相場を参考にしてみてください。

「RENOSY Thailand」では、日本人スタッフがご希望に沿った物件をご案内させていただいております。タイでの生活に関する疑問についても、しっかりサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

参考情報:外務省「タイ基礎データ