親日国家でもあるタイは、観光地としてはもちろん、留学先としても人気が高い国です。
この記事では、タイに留学するメリットやビザ、費用などについて紹介します。タイへの留学を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
タイに留学するメリット
観光地として人気のタイですが、旅行で訪れるだけではなく、留学先としても魅力のある国です。
まずは、タイに留学するメリットを紹介します。
日本からの距離は6~7時間
日本(東京)からタイ(バンコク)までの地図上での距離は約4,600㎞、飛行時間は6~7時間程度です。福岡や沖縄といった西日本からは約5時間程度で行くことができます。
タイは日本から比較的近い距離にあるため、ヨーロッパ等に比べて渡航費を安く抑えられるというメリットがあります。
また、時差も2時間程度のため、日本とのコミュニケーションもとりやすく、時差ボケに悩まされる心配もほとんどありません。
留学するにあたって、日本とタイの時差や飛行時間など詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
気温が高く過ごしやすい
タイは、年間を通して気温が高く、過ごしやすい国です。
日本のようなはっきりした四季の移り変わりはなく、タイの気候は雨が多い「雨季」、ほとんど雨が降らない「乾季」、気温が高くなる「暑季」の3つに分けられます。
年間を通して平均気温は30℃前後あるため、基本的に1年中夏の服装で過ごすことができるでしょう。
バンコクの気温や降水量、天気などを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
日本人が多い
タイには多くの日系企業が進出しており、首都バンコクを中心に、周辺都市の工業団地へも大手日系企業が進出をしているため、たくさんの日本人がバンコクやシラチャで暮らしています。
日本人留学生はもちろん、たくさんの駐在員が暮らしているため、日本語が通じるサービスや施設が多く、日本人街と呼ばれるエリアがある点も安心感があります。
また、バンコクやシラチャには日本人入居率100%の物件もあるため、初めての留学でも心強いでしょう。
タイ留学にあたって、バンコクの日本人街について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
タイ語と英語が学べる
世界各国の水準でいえば、タイには英語が話せる人がそれほど多くいるわけではありません。
しかし、近年は英語教育が活性化しているため、タイ語だけではなく、英語も学べる学校が数多くあります。
語学留学で複数の言語を身につけたいという方にも、タイ留学はおすすめです。
タイ留学中に、バンコクで英語も学びたいという方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
社会人として働きながらも可能
タイにはワーキングホリデーという制度がないため、就労ビザと就労許可証がなければ働くことができません。そのため、留学中にアルバイトなどをして働くことは難しいでしょう。
しかし、現地採用という形でタイの日系企業などに就職すれば、社会人として働きながらタイ語や英語を学ぶことができます。
日本人を対象とした語学力不問の現地採用求人も増えているので、気になる方はチェックしてみましょう。
タイ留学の費用はどれくらい必要?
タイは物価や学費が安い傾向にあるため、欧米への留学に比べて、お金をかけずに留学することができます。
ここからは、タイ留学の費用がどれくらい必要になるかを紹介します。
ビザの取得費用
タイでは30日以内の短期留学の場合、ビザを取得する必要はありません。しかし30日を超える場合は、留学や就労など、目的に応じたビザの取得が必要です。
例えば、教育ビザ(ノンイミグラントED)は、タイ教育省の認可を受けている教育機関への入学や留学、勉強を目的としている人が申請できます。
学生のみが取得できるビザで、入国後の滞在可能日数は90日間、シングルエントリー(出入国回数1回)で費用は10,000円となります。
また、留学中に就労予定がある場合は、就労ビザ(ノンイミグラントB)を申請する必要があります。
こちらも入国後の滞在可能日数は90日間、シングルエントリー(出入国回数1回)で費用は10,000円です。1年マルチプルでは、22,000円のビザの取得費用がかかります。
タイでは、滞在目的に応じて必要なビザの種類が異なります。
タイへの留学だけではなく、移住や長期滞在に必要なビザの種類や費用を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
タイ留学の学費
タイ留学の学費は、他の国に比べて安い傾向にあります。学校によって異なりますが、語学学校であれば入学金は50万円前後、1ヶ月で3~5万円程度から語学留学が可能です。
また、タイへの留学では、日本政府や民間団体、地方自治体などで、奨学金制度を活用することができます。
タイに留学する際の費用負担を抑えたい方は、奨学金制度についても調べてみてはいかがでしょうか。
タイでの生活費
タイでの留学では、学費だけではなく生活自体にもお金がかかります。
タイで生活するために必要な一人暮らしの費用相場は、以下の通りです。
費用項目 | 月の費用目安 |
---|---|
家賃 | 約35,000円~約87,000円(1DK) |
光熱費 | 約8,000円~約12,000円 |
食費 | 約30,000円~40,000円 |
携帯料金 | 約2,000円~3,000円 |
交通費(電車・タクシー) | 約5,000円~7,000円 |
タイ留学中に一人暮らしをする場合は、家賃込みで1ヶ月あたり8~15万円程度、予備費込みで10~20万円前程度を想定しておきましょう。1年間留学するなら、100~200万円程度の資金が必要です。
タイでは就労ビザがなければ留学中のアルバイトができないため、ある程度貯金を用意したうえで臨むようにしましょう。
最後に
日本から比較的近い距離にあるタイは、年間を通して過ごしやすい気候で物価も安く、学費も抑えられるため、留学先としても人気があります。
日系企業も多く、日本人街と呼ばれるエリアがあるなど日本人も多いため、安心感もあるでしょう。語学留学を考えているなら、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
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