海外(タイ)不動産投資

タイで一軒家の購入はできる?ルールや価格相場を日本人向けに解説

カンチャナブリーの街並み

タイ・バンコクの不動産投資・購入はRENOSY Thailand"
タイは日本人駐在員が多い国ですが、そのほとんどはコンドミニアムと呼ばれる分譲マンションのような物件で暮らしています。しかし、将来的にタイへの移住を検討しているなど、なかには一軒家の購入を希望される方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、日本人がタイで一軒家を購入することはできるのか、ルールや価格相場などを分かりやすく解説します。

タイの一軒家を購入するには?

結論から申し上げると、日本人がタイで一軒家を購入することは基本的にはできません。

なぜなら、タイでは外国人の土地購入が認められていないからです。

タイでは、LTRビザ資格者でかつ、4,000万バーツ以上の投資資金を保有しており、3年以上の投資期間がある外国人であれば、例外的に土地の購入を認めようと2022年10月25日に閣議決定されました。

しかし、保守派や国民からの反発もあり、その後、すぐに撤回されています。

とはいえ個人でこれほどの投資をしてまで土地を購入し、家を建てるメリットはほとんどの人は享受できないので、仮に認められても影響を受ける人はほぼいないと考えて良いでしょう。

2023年6月現在、タイで土地や一軒家を購入できる可能性があるのは、以下のようなケースに限られます。

法人として購入する

日本人であっても、法人としてならタイの土地を購入することが可能です。

タイ投資委員会(BOI)奨励企業やタイ工業団地公社(IEAT)認定の工業団地に立地する企業であれば、外資比率に関係なく土地の購入が認められています。

ただし、上記以外の法人、または以下に該当する法人は土地の購入が認められないなど、いくつかの条件もあるので注意が必要です。

  • 外国人が登録資本金の49%超の株式を保有している
  • 外国人株主が全株主の過半数を占める株式会社

外国人がタイで土地を購入する方法については、以下の記事でも詳しく紹介しています。

家の模型と申請書
タイで外国人が土地を購入する方法、所有権や登記について解説 タイでは、原則として外国人が土地を購入することは認められていません。しかし、一定の条件を満たせば購入できる場合もあります。 こ...

パートナー名義で購入する

パートナーがタイ国籍の場合は、パートナーの名義で土地を購入することができます。

ですが、詐欺の被害に遭うリスクが非常に高いため、おすすめはできません。また、名義貸しなども刑事罰規定があり、最悪の場合は強制接収の可能性もあります。

実際にパートナー名義でタイの一軒家を購入したものの、

  • いざ住もうとしたら別の人が住んでいた
  • 実はパートナーには夫(妻)がいて、家を購入した途端に追い出された

などの事例も発生しています。

トラブルを避けるためにも、他人の名義で一軒家を購入するのはやめたほうが良いでしょう。

タイの一軒家、価格相場はどれくらい?

タイの一軒家の価格相場は、エリアや広さによって異なります。

ここでは、タイのなかでも日本人居住者が多い「バンコク中心部」「バンコク郊外」「シラチャ」を例に挙げ、一軒家の価格相場について解説します。

バンコク中心部

バンコク中心部は、基本的に一軒家が少ないエリアです。

しかし、高級住宅街であるトンロー、エカマイ、プラカノンなどには、富裕層が暮らす豪邸があります。ちなみにトンロー周辺では1坪400万円以上となっております。

いずれも敷地面積が数百平米を超えるような大豪邸なので、日本円での価格相場は2〜3億円ほどになるでしょう。

バンコク郊外

バンコクで一軒家が多いのは、サムットプラカーン、パトムタニ、ノンタブリ、ナコンパトム、サムットサコーンなど、郊外のエリアです。

バンコク郊外には、一般の人が購入しやすい価格帯の一軒家が多く、日本円で2,000〜4,000万円ほどが相場となっていますが、ノンタブリなどはバンコク近郊で鉄道や幹線道路も整備され、セントラルなどが三ヶ所もできるなど発展が目覚ましいため、住宅価格は高騰しています。

シラチャ

シラチャは、タイのチョンブリーにある町です。

日本人居住者が多く、タイ国内ではバンコクに次ぐ「第二の日本人街」として知られています。

非常に人気の高いエリアですが、一軒家の価格相場はバンコクやその近郊よりも安く、2,000〜3,000万円ほどで購入できる物件も多いです。

日本人がタイの一軒家に住む方法

タイで日本人が一軒家を購入することは、基本的には難しいです。

法人として購入したりすることは不可能ではないものの、実際に購入できるのは限られた一部の人だけです。

しかし、タイの一軒家に住むことが目的であれば、必ずしも購入する必要はありません。その他の選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

ここからは、日本人がタイの一軒家で暮らす方法を2つ紹介します。

一軒家タイプの賃貸物件を借りる

まず1つ目が、一軒家タイプの賃貸物件を借りる方法です。

タイには、一軒家が集中して建てられた「ムーバーン」と呼ばれる集合住宅地があります。

ムーバーンの一軒家に住む人のほとんどはタイ人ですが、一部では外国人向けの賃貸物件として貸し出されているケースもあります。

特に、バンコク郊外やシラチャには日本人向けのムーバーンがいくつかあります。

決して便利な場所にあるとはいえないものの、緑が多く静かな環境にあることが多く、周辺住民のほとんどがタイ人なので、タイならではの暮らしを楽しみたい方におすすめです。

RENOSYタイランドが運営するdearlife by RENOSYは、バンコクでの賃貸仲介の実績が15,000件以上あり、シェアはトップクラスです。

超希少な法人管理の一軒家など、ムーバーンにある外国人向けの物件のご紹介も可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。

https://www.dlife.co.jp/detail/baan_klang_krung.html
https://www.dlife.co.jp/detail/jtk_ekamai.html

リースホールド物件を購入する

タイのリースホールド物件とは、日本の「定期借地権付き物件」を指します。

日本人がタイで土地を購入することは難しいですが、借地権付きの一軒家の購入なら認められています。

ただし、リースホールド物件は、基本的に30年のリース契約となっています。

リース契約満了後は更新することもできますが、仮に更新されなかった場合、せっかく所有した建物に住み続けることはできないので、慎重に検討することが大切です。

タイの一軒家購入は信頼できる不動産会社に相談しよう

タイで日本人が一軒家を購入することは、基本的に難しいです。

一軒家で暮らすことが目的であれば、一軒家タイプの賃貸物件を探してみてはいかがでしょうか。

また、投資目的での不動産購入を検討している場合は、コンドミニアムがおすすめです。

RENOSYタイランドは、タイ国内全ての物件を取り扱う不動産会社です。

現地の日本人スタッフによる手厚いサポートがあるため、多くの日本人駐在員に選ばれています。

タイ国内での一軒家購入や賃貸、コンドミニアム購入などの不動産投資については、ぜひRENOSYタイランドまでご相談ください。

鍵を渡す手
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