2024年から滞在日数によってタイに出張する方でも商用ビザが免除になりました。
これまでは30日以内の観光目的の滞在は観光ビザが免除されるだけだったので、商用ビザの免除はタイへ出張する方にとっては朗報です。
ですが、滞在日数や目的によってビザを取得する必要があります。ビザを取得しないまま
だと、入国することができないこともあるので注意が必要です。
この記事でタイへの出張にビザが必要なのか、それとも不要なのかを確認しましょう。
今回の記事ではタイへの出張にビザが必要な場合と不要な場合について、タイへ出張するまでの準備など解説します。
タイへの出張にビザは必要？不要？
2024年1月1日から30日以内の短期商用目的の滞在は商用ビザが免除になったことで、安心してタイへ出張することができます。
短期滞在はビザが免除になりますが、30日以上の長期滞在の出張はビザが必要になるので、注意が必要です。
滞在日数以外にも職種や就労などでビザの取得が必要になるので、事前に出張する方は自分があてはまるか確認しましょう！
タイへの出張にビザが不要な場合
タイへの出張でビザが不要な場合は、タイにある子会社との事業展開に関する会議や視察を目的とする場合は商用ビザが免除になります。
これまで日本とタイは経済協力についての会談を重ねていて、商用目的でのタイのビザを免除にすることで双方に利益があることから、2024年から2026年12月31日まで免除になりました。
ビザを免除するにはタイ入国管理局に申請が必要なので、下記の記事に詳しく記載しているのでチェックしましょう！
日本人ビジネスマンならタイのビザ免除！？従来のビザや申請書などを解説
タイへの出張にビザが必要な場合
2023年まではタイへの短期・長期出張に関わらずビジネス目的のタイへの渡航は、商用ビザの取得が必要でした。
そのため観光ビザ免除を利用して出張する方もいましたが、違法行為なので摘発されている例もいくつかあります。
商用ビザが必要な方は以下の条件に自分が当てはまっていないかチェックしましょう。
- 商用目的で30日以上の滞在をする
- 駐在/現地採用で就労する
- イベントやコンサートに出演するアーティスト
- 映画・ドラマ・テレビ撮影等に参加する出演者及び撮影スタッフ
- 記者や報道関係者
- 教師として就労する
- タイの会社でインターンシップを行う
引用：在東京タイ王国大使館
タイで就労するためには就労ビザ(ノンイミグラントBビザ)と労働許可証(ワークパーミット)が必要になります。
特に労働許可証は個人での申請ができず、就労する会社から労働局に申請しないといけません。下記の記事にはタイで必要なビザの種類をまとめて紹介しています！
タイへの出張で確認したいこと
ここではタイへの出張の際に確認しておきたいことをまとめています。
- ビザが必要・不必要なのか
- タイランドエリートでは就労ができない
- タイに滞在中の住まい
タイへ出張する方は事前に確認しておくべきことがあります。あらかじめ会社に確認していた方がなにかトラブルにあった時に対処しやすいです。
ビザが必要・不必要なのか
出張でビザが必要なのか不要なのかは滞在日数と目的で変わるので、あらかじめ会社に聞いて確認してください。
ビザを申請する必要がある場合には、余裕をもって、在東京タイ王国大使館で事前申請予約をしましょう。
タイでの滞在日数は基本的に30日間ということを覚えておく必要があります。
タイランドエリートでは就労ができない
タイには長期滞在プログラムとしてタイランドエリートビザがあります。
最大20年間有効なマルチプルのビザで、取得することで30日以上のタイへの滞在が可能になりますが、入会金が高額なので富裕層向けと言っていいでしょう。
このタイランドエリートビザを取得しても、タイでの就労はできないので注意してください。ノマドワーカーや投資家は会社で働いていないので滞在が可能です。
タイに滞在中の住まい
タイに滞在する間の住まいは特に確認すべきことです。
滞在中の住まいは快適な滞在を実現するためには必要不可欠になってきます。短期出張はホテル住まいですが、長期滞在になるとタイ現地の賃貸物件と契約することが必要です。
RENOSY Thailandはタイの住まいのプロなので、タイ国内全ての物件を紹介することができ、理想の物件を探してきます。
タイランドエリートや現地での暮らしについても相談に乗れるので、まずはお気軽にご相談ください。
タイへの出張までの準備
タイに出張する際には、ビザが免除になるかの確認とパスポートや渡航書類の準備も大切です。出張に限らず観光や就労でも書類は必要になってくるのでチェックしましょう。
タイへの渡航には以下の準備をしましょう。
- パスポート
- 渡航書類
- 航空券の手配
- 海外旅行保険
- 入国手続き
これ以外にも生活に関する衣服などの準備が必要になってきます。以下の記事にはタイの特徴や文化などの生活の様子をまとめて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
パスポート
海外に行くときはタイに限らず、パスポートが必要になります。
タイに出張することが決まったら、パスポートを新しく申請する必要があるか、更新する必要があるか確認しましょう。
パスポートは申請から発行まで約1週間程かかるので、タイに渡航する直前だと手遅れになってしまいます。
更新も同じくらいの時間がかかるので、まずはお住まいの各都道府県のパスポート申請窓口にお問い合わせしてください。
渡航書類(ビザ)
タイへの渡航書類はビザになります。ビザを免除するために必要な書類を準備しましょう。
観光ビザの免除はパスポートの有効期限が6か月以上で、1人あたり10,000バーツ(約40,000円)相当の現金や賃金を所有していること、30日以内に出国が確認できる書類が必要になります。
商用ビザの免除はタイ側の会社からの商用目的を証明できる書類(証明書、招聘書、会合・商談予約書)を入国審査官に提示する必要があります。
事前にビザを取得するには、タイ王国大使館・総領事館にてビザの申請・取得が必要です。
航空券の手配
タイへの渡航の準備は航空券の手配が大切です。観光目的では自分で手配する必要があります。
出張での渡航は航空券を手配してくれることがあるので、事前に会社に確認して渡航券を手配するようにしましょう。
タイは6〜7月、9月〜10月は雨季なので、航空券だけではなくホテル代が下がる傾向にあり、日本からの直行便よりも乗継便の方が安いです。
海外旅行の保険
タイに滞在している方で、保険未加入で数千万円を実費で払わなければならないことがあります。
タイへの滞在中は何が起こるのかわからないので、保険に未加入だと最悪な場合治療を断られてしまうかもしれません。
旅行傷害保険に短期滞在・長期滞在どちらでも加入しておくことで、安心してタイへ渡航することができるのでおすすめです。
下記の記事にタイの病院事情について詳しく書いているので、チェックしましょう。
タイの病院事情とは？日本語は通じるの？費用はどれくらいする？
入国手続き
空港はとても広いので、移動に時間がかかってしまいます。日本からの出国はなるべく余裕をもって空港に到着しましょう。
タイに到着する前に入国手続きを理解しておくことでスムーズに入国することができます。
タイへの入国手続きは以下の流れになっています。
- タイに到着
- 入国審査
- 荷物受け取り
- 税関検査
入国審査はパスポートやビザの提示が必要で、税関審査では免税の範囲を超えるものや、電子タバコ・加熱式タバコをタイに持ち込むことはできません。
空港から滞在する住居までは電車やタクシーなどで移動することができます。あらかじめ移動方法も調べておきましょう。
タイへの出張はビザが必要？不要？｜まとめ
今まではタイへの出張に商用ビザは必ず必要でしたが、2024年から2026年12月31日まで30日間の短期滞在に関しては商用ビザは不要です。ビザが不要になったことで気軽に出張にいけますね。
今回はタイへのビザが必要な場合や不要な場合、出張までに確認したい準備についても解説していきました。ビザが不要な場合にも他の書類などの準備を進めていきましょう。
関連記事にもタイへのビザの申請方法やビザの種類についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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