これからタイに家族で移住を考えている方や、タイに駐在している方でお子様にかかる教育費はどのくらいかかるのかお悩みの方は多いのではないでしょうか。
日本とタイでは教育の環境が異なることで、インターナショナルスクールに通学しているお子様も多いです。
今回はタイでの教育費について、幼稚園から大学までの費用を解説します。また、タイの学校に通う時の注意点についても解説しているため、保護者さんはぜひ参考にしてください。
タイの教育費
タイでは教育格差問題があり、家庭ごとの所得格差や教育施設の地域格差が原因と考えられています。
そのため、2009年からタイでは「15年間教育無償化制度」という、基礎教育である全国の幼稚園から高校までの公立学校で発生する費用を支援する制度が始まりました。
ですが、教育無償制度では賄えない分は学生の自己負担になっていることが現状なため、部分的な無償化と考えて良いでしょう。
ここからは、日本人向けのタイの幼稚園から大学までの教育費について解説します。
日本人向けの幼稚園や日本人学校は教育無償制度の対象にならないこともあるため、事前に気になる学校のホームページを見てみましょう。
今回ご紹介するタイの教育費に関しては、公立校や私立でも費用が変動するため、あくまで目安と考えてください。
下記の記事にはタイのインターナショナルスクールについて、詳しく解説しているため、タイのインターナショナルスクールに興味がある方はぜひチェックしてみてください。
タイの幼稚園の教育費
タイにある日本人幼稚園は、日本の幼児教育無償化の対象にはならないので注意しましょう。
タイの日本人幼稚園にかかる費用の相場は以下の通りです。
入園料 | 保育料 | その他 |
15,000~30,000バーツ程度 | 11,000~20,000バーツ/月々 | 給食費やバス代発生 |
タイの日本人向けの幼稚園で費用は異なるため、実際に幼稚園のホームページを参照してください。
タイの幼稚園に通うまでの方法として、送迎バスや保護者様が送迎をする方法があります。
そのため、月々にかかる交通費も計算しておきましょう。
下記の記事にはバンコクにある日本人向けの幼稚園を紹介しているため、合わせてご覧ください。
タイの小学校・中学校の教育費
タイ国内の日本人学校には、泰日協会学校(バンコク日本人学校)と泰日協会学校シラチャ校(シラチャ日本人学校)があります。
タイの日本人小学校のメリットはタイの教育ではなく、日本の教育課程に準じた教育を受けられることです。
さらに、小学生だけではなく中学生までタイの日本人学校に通うことができます。
タイの日本人学校にかかる費用は以下の通りです。
入園料 | 授業料 | その他 |
16,000バーツ | 146,000バーツ/年間 | 給食費やバス代発生 |
タイ現地の公立小学校、公立中学校の場合、授業料など免除され費用を抑えることができますが、実際には交通費や副教材費が発生し、教育環境が整っていないことがあるため、注意が必要です。
タイの高校の教育費
タイのインターナショナルスクールや現地の学校には高校の過程がありますが、
タイの日本人学校には高等部がないため、日本に帰国をして進学をする方が多いです。
タイの現地の高校は無償ですが、学校によっての教育水準や実際には教材費や制服費の費用が発生するため、教育費も学校で異なります。
タイのインターナショナルスクールは教育水準が高く、タイの政策である「15年間教育無償化制度」の対象にならないため、教育費もかかると考えてよいでしょう。
ですが、小学校から中学校まで日本人学校に通っているお子様は、言語の壁が原因でインターナショナルスクールか日本に帰国をする選択肢を選んでいます。
タイの高校の教育費については、タイ現地にあるインターナショナルスクールのホームページをチェックしてみてください。
タイの大学の教育費
タイの大学は前期と後期の2学期制が標準になっていて、日本の公立大学と同じくらいの教育費になっています。
タイの大学にかかる費用は以下の通りです。
入園料 | 授業料 | その他 |
大学によって異なる | 130,000バーツ程度/年間 | 教材費や交通費が発生 |
タイの大学の教育水準は世界的に注目されていて、教育費の安さや飛び級というメリットもあるため、大学からタイに通う留学生も増えています。
下記の記事にはタイの大学について詳しく解説しているため、ぜひチェックしてみてください!
タイで現地の学校に通うときの注意点
タイの学校に通う時の選択肢として、タイ現地の学校・日本人学校・インターナショナルスクールの3つの選択肢があります。
特にタイで現地の学校に日本人が通う時には注意してほしいことがあります。
- 言語の壁
- いじめ
- 日本に戻ることも視野に入れる
タイの現地の地域によっては、教育環境が充実していないことが多いことが多く、言語が違う環境のため日本人学校に通学しているお子様が多いです。
言語の壁
タイの現地の学校に通う時の注意点は言語の壁です。
タイの公用語はタイ語・英語です。
そのため、タイ語・英語を身に付けているお子様は現地での通学も可能ですが、習得していない中で現地の学校に通うのはお子様の負担になります。
現地の学校に通うことでタイ語・英語の習得のためになりますが、お子様の年齢によって判断をしましょう。
さらに学校を選ぶ時には、学校の周辺環境や施設を見る目的で、一度見学に行くことがおすすめです。
タイの学校の中には、教育環境が整っていない学校もあるため、タイの学校は慎重に選びましょう。
いじめ
タイは親日国として有名ですが、タイの現地の学校に通うことでいじめが発生するリスクがあります。
いじめの原因は確証的なものはないですが、言語や人種が要因と考えられます。
ですが、他の国と比べてもタイは親日国なため、いじめの被害に合う確率は低いです。
タイの現地に通っているお子様の様子に違和感を感じたときは、コミュニケーションをとり、学校での生活についてご家庭でも共有するようにしましょう。
日本に戻ることも視野に入れる
タイの現地の学校に通う時はお子様が日本に戻ることも視野に入れましょう。
ご家庭でタイに赴任をしている方でも、日本の教育環境や水準の高さから、お子様は日本に残って赴任をしているケースが存在します。
これからのお子様の将来を考えて、学校を選ぶようにしましょう。
タイの学校に通うには住まいのエリアが大切
タイの学校に通う時に、日本人学校やインターナショナルスクールなどが近くにあるエリアに住まいを持つことが大切です。
タイに駐在員として赴任されている方は職場からの距離も大切ですが、お子様の学校までの距離も考慮しましょう。
特にタイ・バンコクには日本人街と呼ばれている日本人が多く暮らしているエリアがあり、住まいのエリアによって暮らしの快適さも変わります。
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タイでの教育費|まとめ
今回はタイでの幼稚園から大学までかかる教育費やタイの教育格差について解説をしました。
タイでも日本と同じ教育家庭の日本人学校に通うことができ、インターナショナルスクールに通う生徒さんは英語力を向上する事ができます。
そこでタイへ駐在をする方は、お子様のためにも快適なエリアを探すことから始めなければなりません。
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