タイに移住しようと考えている日本人にとって、医療保険に関することは悩みの種なのではないでしょうか。
医療保険に入らなければ不慮の病や怪我をして、医療費が発生した時に全額支払う必要があります。
そのようなことを防ぐためにも、医療保険に入ることは望ましいです。
そこで、今回はタイに移住する日本人が受けられる医療保険にはどんなものがあるのかについて紹介します。
タイに移住する予定の日本人は渡航する前に要チェックしましょう。
タイに移住すると医療保険は必要?
結論から言うと、タイに移住して医療保険が必要かどうかは人によって異なります。
まずはタイに移住して医療保険が必要となる人の特徴を2つ紹介します。
タイに移住することを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ビザの要件で医療保険加入が必要な日本人
タイに移住して医療保険が必要になる日本人の特徴1つ目はビザの要件で医療保険加入が必要な人です。
ロングステイビザを申請する場合、医療保険に加入する必要があります。
このビザは日本で取得する必要があるので、医療保険も日本で取得することになるでしょう。
タイに長期滞在する日本人で、個人的に医療保険を希望する人
タイに移住して医療保険が必要になる人の特徴2つ目は、タイに長期滞在する日本人で、個人的に医療保険を希望する人が挙げられます。
個人的に医療保険に加入する場合、ビザのように保障額を満たす必要がないので保障額や補償範囲を自分で選ぶことができます。
医療保険にかかる費用だけでなく、保険の条件にも制限が無いので様々な保険を選ぶことができるでしょう。
タイに移住した日本人が利用できる医療保険
タイに移住した日本人が利用できる医療保険としては、
上記の3つが挙げられます。
ここからはそれぞれの特徴や手続き方法について紹介していきます。
どの医療保険に入るか迷っている人は参考にしてみてください。
日本の国民健康保険
日本の国民健康保険は、日本に住民票がある人なら誰でも海外療養費制度を利用することができます。
海外療養費制度とは、海外に滞在している時に病気になったりけがしてしまったりした時に現地の医療機関で受けた治療費用の一部を払い戻せる制度のことです。
払い戻される金額は日本国内で同じ病気や怪我を治療した場合にかかる治療費を基準として計算した額となります。
そして、自己負担する割合は70歳未満は3割、70~74歳は2割、75歳以上は1割です。
そのため、日本で治療した場合の治療費と比べてタイの治療費の方が高かった場合、自己負担する割合も多くなると言えます。
手続き方法
海外療養費制度は、日本の協会けんぽに書類と共に提出することで申請することができます。
書類は協会けんぽの公式ホームページからダウンロードできるので気軽に手に入れることができます。
また、郵送での申請となるので住所を間違えないようにしましょう。
日本の国民健康保険の注意点
海外療養費制度を利用する場合、現地で医療費を一度全額支払う必要があります。
手術などをした場合、治療費が数万では収まらず、数百万にもなる可能性があるので、それを支払える余裕がある方におすすめします。
不測の事態で軽く病院にかかった人などにはピッタリの制度であると言えます。
長期の海外旅行保険
タイに移住した日本人が利用できる医療保険2つ目は、長期の海外旅行保険です。
有効期間は最長2年のものが多いので、移住に最適な保険と言えるでしょう。
プランにもよりますが、病院にかかったときだけでなく、現地で盗難被害に遭った時やロストバゲージなど海外旅行にまつわる様々なトラブルに対応してもらえます。
手続き方法
長期の海外旅行保険はタイに行く前にそれぞれの保険会社に申請することで手続きすることができます。
中にはネット上で完結するものもあるので便利です。
自分の予定や予算と合った海外旅行保険を探してみてください。
長期の海外旅行保険の注意点
長期の海外旅行保険は日本の社会保険料に比べると高額になることに注意が必要です。
また、最長2年のものがほとんどなので、2年以上の滞在の場合は更新することを忘れないようにしましょう。
海外旅行保険(クレジットカード付帯)
タイに移住した日本人が利用できる医療保険の3つ目は、クレジットカードに付いている海外旅行保険です。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険には自動付帯と利用付帯の2種類が存在します。
自動付帯の場合、クレジットカードを所持しているだけで自動的に適用される保険のことです。
利用付帯は旅行代金の一部を該当のクレジットカードで払うと適用される保険のことを指します。
自分のクレジットカードがどちらなのかを確認しておくと良いでしょう。
手続き方法
自動付帯の場合はカードを持っているだけで適用されます。
利用付帯の場合は旅行代金の一部を支払うことで適用されマシが、どの旅行代金を払えば保険の対象になるかはクレジットカードによって異なるので注意しましょう。
自動付帯だったものが利用付帯に変わっていることもあるので、いずれにせよ事前に確認するようにしましょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の注意点
クレジットカード付帯の海外旅行保険の有効期間は日本を出国してから90日間のものがほとんどと言われています。
長期間移住する場合は途中で期限が切れてしまうので注意しましょう。
また、カードによって同伴者も対象となるかどうかも変わります。
家族で移住する場合はそちらもチェックしておくことをおすすめします。
タイの民間医療保険
タイに移住した日本人が利用できる医療保険の4つ目は、タイの民間医療保険です。
タイの民間医療保険は外国人である日本人でも加入することができるものもあります。
タイに進出している保険会社もあるので、言語に不安がある方は日本人スタッフのいる保険会社を選ぶことをおすすめします。
海外旅行保険よりも価格が安いので社会保険と一緒に加入する人も多いです。
手続き方法
タイの各民間医療保険に申し込むことで手続きすることができます。
日本人のスタッフが常駐しているものがあればウェブサイト上で完結するものもあるので、自分がやりやすい保険会社を探してみることをおすすめします。
タイの民間医療保険の注意点
タイの民間医療保険に申し込みする時は、キャッシュレス対応かそうでないか確認することを忘れないようにしましょう。
保険によってはキャッシュレスに対応していないものやバイク事故が補償対象外になっているものもあるので、注意が必要です。
また、年齢や補償内容によって保険料に違いがあったり、契約時の健康状態によっては加入できない場合もありますので、事前に補償内容をしっかり確認しましょう。
タイに移住する人の医療保険ってどんなものがある?手続きや注意点と共にご紹介|まとめ
今回、タイに移住する人の医療保険について紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。
タイに移住する人の中でも、医療保険が必要になるのはビザを申請する人と個人的に必要な人が挙げられます。
そして、タイに移住する日本人が加入できる医療保険には
- 日本の国民健康保険
- 海外旅行保険
- クレジットカード付帯の海外旅行保険
- タイの民間医療保険
上記があります。
自分に合った医療保険を見つけて、タイに移住した後も安心して暮らせるようにしましょう。
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