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タイに行く前にチェック!タイのタバコ事情・規制などを解説

タイに行く前にチェック!タイのタバコ事情・規制などを解説

タイに仕事や旅行に行く際に、「タイのタバコ事情」について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?

実は、タイのタバコ事情は日本と大きく違う部分が多く、日本からのタバコの持ち込みなどでも最悪の場合逮捕されてしまうケースもあります。

今回は、愛煙家の方に向けて、ぜひタイに行く前にチェックしていただきたいタバコ事情や規制について解説します。

タイに日本からタバコは持っていける?

タイに日本からタバコは持っていける?

持ち込みする量などに規制はありますが、日本からタバコをタイに持ち込むことは可能です。

日本を含め、国外からタイへタバコを持ち込む場合、下記のように免税範囲が指定されています。

  • 紙巻きタバコは1カートン(約200本)まで
  • 紙巻きタバコ以外のタバコ(葉巻や嗅ぎタバコなど)は総重量250gまで

規定量を超えるタバコを所持していた場合、1カートンあたり約4,785バーツの罰金が発生する場合があるので注意しましょう。

日本からタイへのタバコの持ち込みでNGな例について

タイ国政府観光庁では、日本からタイへのタバコの持ち込みの際に、罰金対象となってしまった事例などを紹介しています。

ここでは、その一例をご紹介します。

1人が日本でタバコを4カートン購入。

その後、自分を含め4人で1カートンずつ所持させて税関を通ったあと、関税の職員から購入のレシートを提示するように求められ、提示したところ、タバコの没収と罰金が発生してしまうという事案がありました。

この場合、確かに所持しているのは1人1箱と規定は守られているようですが、レシートでは1人が4カートン購入しており、規定以上のタバコを持ち出そうとしていると判断されたため、没収と罰金が発生してしまったと解説されています。

このような罰金は、財務省関税局と物品税局の双方に支払う義務があるため、場合によっては数十万円の罰金が発生することがあります。

普段からタバコを吸っている方は、必要以上にタバコを持ち出さないように注意しましょう。

参考サイト:免税タバコの持ち込み、所持について | 【公式】タイ国政府観光庁

タイでは電子タバコはNG?

タイでは電子タバコはNG?

日本では多くの方に利用されている「iQOS(アイコス)」や「glo(グロー)」などの電子タバコは、タイでも利用は可能なのでしょうか?

実は、タイでアイコスなどの電子タバコを利用することは大きな罪に問われる行為だということをご存じですか?

ここでは、タイでの電子タバコの取り扱いや規制について解説します。

タイでは電子タバコは禁止

タイでは、2014年12月に電子タバコが正式に禁止され、アイコスやグローなどの電子タバコの輸入から販売、所持、使用を全面的に禁止としています。

この条例には、アイコスなどのいわゆる「加熱式電子タバコ」だけでなく、VAPEなどのリキッドを使用した水蒸気を発する電子タバコも含まれています

この条例に違反した場合、最高で10年の懲役、または50万バーツ(約170万円)の罰金のいずれかが科せられます。

所持や使用だけでも罰せられてしまうので、一般の方も規制の対象となっています。

普段から電子タバコを利用している方は、タイに行く際は持って行かないように注意しましょう。

タイでは電子タバコへの規制がより強化されている

タイでは、未成年や若者をターゲットにした電子タバコ販売店が教育機関の近くにも店舗があり、人気のキャラクターがデザインされているものなども販売されています。

そのため、若い世代が電子タバコに魅力を感じ、購入するケースが後をたちません。

電子タバコやタバコを若い世代が使用してしまうことで、脳の発達にダメージを与えると考えられています。

タイでは、未成年をターゲットに販売されている電子タバコなどを中心に厳しい対応を行っており、2024年3月にも電子タバコ1万個以上を強制捜査の上押収したと報道されています。

タイ現地でのタバコの事情

タイの現地でタバコの事情

ここまでご紹介したように、タイでは日本からのタバコの持ち込みも数が規制され、電子タバコも厳しい規制があります。

では、タイの現地についてからタバコを購入することはできるのでしょうか?

また、タバコが規制されている区間などはあるのでしょうか?

ここでは、タイの現地でタバコの購入が可能か、タイでのタバコ事情などについてご紹介します。

タイではコンビニなどでもタバコは購入できる

ここまで規制が強いと、タイではタバコを売っているお店が少ないのではないかと思われるかもしれませんが、実はタイのコンビニでもタバコは購入できます

タイでは、お酒は時間帯や祝日などによって購入できないこともありますが、タバコはコンビニさえあいていれば時間帯に関係なく購入ができるのです。

しかし、最近ではタイ国内でも喫煙者を減らすための対策などを強化しており、タバコの棚に目隠しなどが施されているケースも少なくありません。

コンビニでタバコを購入する場合は、持っているタバコを店員さんに見せて同じものを出してもらうか、タバコの銘柄を伝えれば購入できます

また、空港の免税店でもタバコを売っており、「Smoking Kills」と大きく注意書きが書かれたカーテンの中にタバコがおいてあります。

タイのタバコはおいしくない?

どのように感じるかは人それぞれですが、タイのタバコは日本のタバコよりも味がおいしくないといわれています。

タイの現地でタバコを購入する場合は、メンソール系のフレーバーを購入すると比較的吸いやすいそうです。

また、日本でも人気のメビウスのメンソールなどの銘柄も、店によっては取り扱っています。日本でも取り扱いのあるタバコは、現地のタバコよりも比較的値段が高い場合もあるので注意しましょう。

タイでタバコが吸えない場所は?

タイでは主に下記のようなところが禁煙となっています。

  • レストランや商業施設など
  • 公共施設や公共交通機関内
  • 空港内、駅構内
  • ビーチ

基本的に、観光で訪れるような場所はほとんどが禁煙です。

レストランなども、日本のように分煙化されている施設は少ないので、タイに行く場合は基本的にタバコを控えるようにしましょう。

タイのタバコ事情・法律まとめ

今回は、タイのタバコ事情や法律について解説しました。

長期的にタイに行く場合や、タイに駐在・滞在などをする際には、持ち込みなどの規制に注意しましょう。

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