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タイの仮想通貨投資はお得?税制度と必要条件を解説!

タイの仮想通貨投資はお得?税制度と必要条件を解説!

タイは、近年仮想通貨投資において注目されている国の一つです。

特に2024年末まで施行される税制緩和により、タイ国内での仮想通貨取引が一層魅力的なものとなっています。

本記事では、タイでの仮想通貨投資がどのようにお得か、メリットや税制の詳細、投資を始めるための必要条件について解説します。

タイでの仮想通貨投資を検討している方は、ぜひ最後まで参考にしてみてください。

【2024年】タイ国内で仮想通貨(ビットコイン)への課税が緩和

タイ国内で仮想通貨(ビットコイン)への課税が緩和

タイでは仮想通貨取引から得られる利益に対して、キャピタルゲイン税が適用されます。

税率は0%から35%までの範囲で、納税者の年間総所得によって異なります。

しかし、最新の規制の更新により、タイにおける仮想通貨取引は2024年まで付加価値税 (VAT) から免除されることになりました。

これらの税制改正は、タイ政府が仮想通貨市場の成長を促進し、経済全体のデジタル化を進めるための措置です。

仮想通貨市場の発展は、新たなビジネスチャンスや雇用の創出にもつながると期待されています。

投資家にとっては、タイ国内での仮想通貨投資がより魅力的になり、多くの人々がこの新しい投資機会を活用することでしょう。

タイで仮想通貨(ビットコイン)投資をするメリット&

タイは近年、仮想通貨投資において非常に魅力的な国となっています。

税制の緩和や投資環境の整備が進んだことにより、仮想通貨市場はますます注目を集めており、タイでの仮想通貨投資には、他の国と比べて多くの利点があります。

ここでは、タイで仮想通貨投資を行う際の具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。

利確・出金時までは課税されない

タイでは、仮想通貨は取得時点では課税されないため、保有している期間中に税金を心配する必要がありません

取得した仮想通貨を売買・譲渡・交換した場合に、課税所得が計算されます。

利益を確定したり、仮想通貨を現金化したりするまで課税が発生しないため、安心して資産を増やすことに注力できます。

そのため、仮想通貨を長期間保有したいと考えている投資家にとって大きなメリットと言えるでしょう。

日本に比べて税率が低い

タイでの仮想通貨投資が魅力的な理由のもう一つは、日本に比べて税率が低いことです。

日本では、仮想通貨の売買による利益に対して最大で55%の税金が課される場合があります。

一方で、タイでは税制が緩和されており、仮想通貨取引にかかる税率が大幅に低く設定されているのが特徴です。

タイでは、仮想通貨取引による利益は「総合課税」の対象となり、個人所得の金額に応じて最大35%の税率がかかります

利益分配信金やデジタルトークンの保持や所持から発生した利益も15%の一定税率で源泉徴収されます。

これにより、投資家はより多くの利益を手元に残すことができ、資産形成を効率的に進めることが可能です。

タイの税制環境は、仮想通貨投資家にとって非常に有利な条件であるため、日本からの移住を考える投資家も少なくありません。

タイの仮想通貨(ビットコイン)の税率

タイの仮想通貨(ビットコイン)の税率

タイで仮想通貨投資を行う際には、税率について理解しておくことが重要です。

ここでは、タイにおける仮想通貨の税率について詳しく解説し、具体的な税制の仕組みや投資家にとっての利点について見ていきます。

VAT:撤廃

タイ政府は仮想通貨市場の発展を促進するため、2024年まで仮想通貨取引に対する付加価値税(VAT)を撤廃しました。

仮想通貨の購入や売却に際して追加の税金が発生しないため、投資家にとって取引コストが大幅に削減されます。

VATの撤廃は、仮想通貨取引をより経済的かつ効率的に行えるようにするものであり、より多くの投資家がタイ市場に参入し、活発な取引が期待されています。

タイ居住者・タイの取引所の売買による所得税:累進課税

タイで仮想通貨取引を行う際、タイ居住者およびタイの取引所を利用する場合、所得税は累進課税方式で計算されます

累進課税方式は、所得が低い場合は税率も低く抑えられ、投資家にとって経済的な負担が軽減される仕組みです。

具体的には、所得に応じて税率が0%から36%の範囲内で適用されます。

さらに、仮想通貨の取引による利益が発生した場合、その送金総額の15%が源泉徴収されることになっています。

これは、取引利益の一部が事前に税金として徴収される制度です。

最終的な税額は確定申告によって調整されます。

また、タイでは仮想通貨を保有している状態で国外に出国する際には課税されませんが、一時帰国中に仮想通貨を売却した場合、日本の税制が適用されるため注意が必要です。

日本の税制は最大で55%の高率課税が行われるため、仮想通貨の売却タイミングを慎重に計画することが重要です。

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タイで仮想通貨(ビットコイン)投資をする方法

タイで仮想通貨(ビットコイン)投資をする方法

タイで仮想通貨投資を始めるためには、基本的な手続きを理解し、適切に準備することが必要です。

ここでは、タイで仮想通貨投資を行うために必要な具体的な手順について解説します。

以下の手順を順守することで、安全かつスムーズに仮想通貨取引を開始できます。

タイの銀行口座を開設する

タイで仮想通貨投資を行うためには、まず現地の銀行口座を開設することが必要不可欠です。

銀行口座を持つことで、タイバーツでの入金や出金がスムーズに行えるようになり、仮想通貨取引所での取引も円滑に進められます。

銀行口座を開設する際には、パスポートやビザ、住所証明書などの必要書類を提出する必要があります。

多くの銀行では、外国人でも口座を開設できるように対応しており、特に主要な都市では英語対応も充実しているので安心です。

また、口座を開設する銀行によっては、デビットカードやオンラインバンキングのサービスも提供されているため、併せて活用することで取引の利便性が一層高まります。

銀行口座を開設した後は、その口座を通じて仮想通貨取引所に資金を移動し、ビットコインの購入や売却を行いましょう。

現地の銀行を利用することで、為替手数料や送金手数料を抑えることができ、経済的なメリットも享受できます

タイの銀行口座開設に必要なもの

タイで銀行口座を開設するには、いくつかの必要書類と手続きが求められます。

金融機関によっても異なりますが、パスポートや労働許可証、在留届出済証明、運転免許証などの本人確認書類が必要です。

窓口に備え付けられている口座開設申込書に記入することも求められます。

労働許可証がない場合は、長期滞在ビザ(Non-Immigrant B、ED、O、O-Aなど)があれば口座開設が可能な場合もあります。

また、日本大使館が発行している「在留届済証明」と「ビザ」でも口座開設できる場合があるので、銀行に問い合わせてみましょう。

銀行によっては紹介状や現地の保証人が必要な場合もあるため、必ず事前に銀行の要件の確認を行うことが重要です。

これらの書類を揃え、銀行の窓口で申請手続きを行います。

通常、開設手続きは比較的迅速に進み、即日銀行口座を開設してキャッシュカードの発行も可能です。

口座開設が完了すると、すぐに利用できるようになります。

タイの銀行は各社モバイルアプリを用意しており、それを活用すればATMでカードレスでお金をおろせます。

タックスIDを取得する

タイで仮想通貨投資を本格的に行うためには、タックスID(納税者識別番号)の取得が必要です。

タックスIDとは、タイでVATやその他の税務目的で登録された個人または法人を識別する13桁の固有の番号です。

これはいわゆる納税者番号で、タイ国内での税務処理を行う際に必須となるもので、仮想通貨取引による所得税の申告や納税に必要となります。

タックスIDを取得するには、まずタイの税務署に出向くことが必要です。

申請には、パスポートやビザ、住所証明書などの基本的な書類を揃え、税務署の窓口で申請手続きを行いましょう。

通常、申請手続きは迅速に進み、数日以内にタックスIDが発行されます。

また、タイランドプリビレッジ(タイランドエリート)を取得することで、銀行口座の開設もスムーズに行えます。

タイランドプリビレッジは、タイ政府観光庁が認可する長期滞在プログラムで、会員権を取得することでタイへの5年以上の滞在が可能です。

入会金や年齢要件、最低預金残高などの条件はなく、ライフスタイルや家族構成に合わせて複数のメンバーシップタイプから選べます。

メンバーシップには、入国回数無制限の長期ビザや、国際空港での優先出入国、銀行口座の開設、財務アドバイスの利用、会員限定の特典やサービスなどが含まれます。

メンバーシップの種類は4タイプあり、入会金は500万バーツ(VAT込み)から90万バーツです。

最上位のメンバーシップであるリザーブ会員権のみ、会員権の譲渡が可能です。

入会申請は電話やお問い合わせフォームで行えます。

日本の税務上の非居住者になるには

日本の税務上の非居住者となるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。

基本的には、海外に居住する期間が一年以上であることが求められます

例えば、海外駐在として日本を離れる場合は、非居住者として認められることが多いです。

非居住者になることで、日本国内の所得に対してのみ課税されるため、海外で得た所得に対する日本の税負担を軽減できます。

非居住者としての認定を確実にするためには、専門家に相談するのがおすすめです。

税務に詳しい専門家、特にCTA(認定税理士)や連携会計士に相談することで、個々の状況に応じた最適なアドバイスを受けられます。

非居住者になるための具体的な手続きや必要書類はもちろん、さらに各国の税務上の取り扱いについても詳しく説明してもらえます。

また、海外に移住する際には、住民票を海外に移すことも必要です。

これにより、日本国内での住所がなくなり、非居住者としての要件を満たしやすくなります。

手続きは市区町村役場で行われますが、事前に必要な書類や手続きの流れを確認しておくとスムーズです。

非居住者としてのステータスを得ることで、日本の税務負担を軽減し、海外での生活や投資活動に専念できるでしょう。

タイの仮想通貨(ビットコイン)投資|まとめ

本記事で解説したように、タイでの仮想通貨投資には税制面での多くのメリットがあり、特に日本に比べて低い税率や税制の緩和が大きな魅力です。

タイ国内での投資を始めるためには、銀行口座の開設やタックスIDの取得などの手続きが必要ですが、それらをクリアすることで、スムーズに投資を進めることができます。

また、日本の税務上の非居住者になることで、さらなる税負担の軽減が可能となります。

本記事を参考に、タイでの仮想通貨投資の準備を整え、今後の資産形成に役立ててください。

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