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タイの大学事情とは?有名大学の特徴・ランキングまとめ

タイの大学事情とは?有名大学の特徴・ランキングまとめ

親日国であり観光地としても人気が高いタイは、英語学習のために短期留学先として選択する人も多く人気がある国です。

タイに移住を考えている場合などは、お子様が将来的に大学進学を志すことを考えて「タイの大学は日本の大学と比べてどうなの?」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事ではタイの大学事情や有名大学について詳しく解説します。タイの大学進学を考えている方、ご家族でタイへの移住を考えている方は、ぜひ参考にしてください。


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タイの大学事情とは?

タイの大学事情とは?

タイでは日本と同様に満18歳で大学へ進学するのが一般的な流れですが、大学を卒業するタイミングは日本と異なりバラバラです。

タイの大学では飛び級制度を採用しているため、教育課程を早く修了させることにより通常よりも早いタイミングでの卒業が狙えます。

また、タイでは家庭状況で差を出さず同じ環境で学生みんなが教育を受けられるように、大学生まで制服を着用するのが一般的です。

タイの大学にかかる学費の相場は?

タイの大学は前・後期で分かれる2学期制の採用が標準であり、1年間の学費はおおよそ50万円程度が平均的な相場です。

日本の大学だと国公立大学で1年間あたり約60万円、公立大学で1年間あたり約64万円が相場なので、タイの大学の方が比較的安く大学に通うことができるでしょう

タイの大学進学率は?

2019年に公表されたUNESCOの調査によるとタイの大学進学率は49.3%となっており、近隣のASEAN諸国の中で第2位の進学率を誇っています。

タイの義務教育は中学までであり、高校や大学に進学するのは中間層から上流階級の家庭がほとんどです。

しかし、2022年度の日本における大学進学率は56.6%であるため、日本と比べても遜色ない進学率であると言えるでしょう。

タイで有名な大学はどこ?

タイで有名な大学はどこ?

タイには200弱の大学があり学部によって人気の大学は異なりますが、第一志望として人気が高いのは国立大学になり、国立大学で人気が高い有名大学は以下の通りです。

  • チュラロンコン大学
  • タマサート大学
  • マヒドン大学
  • チェンマイ大学
  • カセサート大学

それぞれの大学の特徴についてご紹介します。

チュラロンコン大学

学部 健康科学部
建築学部
芸術学部
商学部会計学部
コミュニケーションアーツ学部
歯学部
経済学部
教育学部
工学部
美術・応用芸術学部
法学部
医学部
看護学部
薬学部
政治学部
心理学部
理学部
スポーツ科学部
獣医学部
総合イノベーションスクール
農業資源学部
生徒数 37,626人
教員・研究者数 8,138人
留学生数 985人

1917年に設立したチュラロンコン大学は、日本で言うところの東京大学に位置付けられる超名門校であり、医学部・法学部・工学部など19学部が存在します。

バンコクの市街地であるサイアム駅が最寄りで、いくつものショッピングモールが建ち並ぶ繁華街で買い物や食べ歩きができるのもポイントです。

タマサート大学

学部 法学部
商学部および会計学部
政治学部
経済学部
ソーシャルワーク学部
社会学および人類学部
芸術学部
ジャーナリズムとマスコミュニケーション学部
理工学部
工学部
建築・都市計画学部
美術・応用芸術学部
医学部
連合健康科学部
歯学部
看護学部
公衆衛生学部
薬学部
学習科学教育学部
生徒数 41,705人
教員・研究者数 2,292人
留学生数 不明

1934年に設立したタマサート大学はタイで二番目に歴史のある名門大学であり、バンコクの中心部にあるチャオプラヤ川沿いにキャンパスを構えています。

首相・最高裁判官・議員など能力ある人材を多数輩出しており、特に法学分野ではタイ国内の最高学府とされています。

マヒドン大学

学部 医学部
医療技術学部
看護学部
歯学部
薬学部
公衆衛生学部
自然科学部
熱帯医学部
工学部
環境・資源学部
情報・コミュニケーション学部
教養学部
理学療法学部
社会学部
獣医学部
生徒数 27,693人
教員・研究者数 3,986人
留学生数 1,439人

1988年に設立したマヒドン大学はタイ初の医療学校であり、医学部だけで比較するとタイ国内の大学で最上位に位置付けられ海外からも高く評価されています。

ISI Thomson Reutersデータベースにおける学術研究の数では国際レベルで1位にランクインしており、研究集約型の大学としてタイ国内で最も多くの研究開発費を受け取っています。

チェンマイ大学

学部 マスコミュニケーション学部
農学部
歯学部
関連医学部
法学部
経営学部
看護学部
医学部
薬学部
人文学部
政治学部および行政学部
美術学部
理学部
工学部
教育学部
経済学部
建築学部
社会科学部
獣医学部
公衆衛生学部
農産業学部
生徒数 33,836人
教員・研究者数 2,510人
留学生数 1,325人

1964年に設立したチェンマイ大学はタイ北部で一番ランクが高いとされている大学であり、17の学部と3つの研究所を持つタイ北部最大規模の国立総合大学です。

タイ初の女性首相であるインラック・シナワトラ氏の母校でもあり、100万冊貯蔵の図書館や20種類を超えるスポーツ設備を有しています。

カセサート大学

学部 農学部
経営学部
水産学部
文学部
森林学部
理学部
工学部
教育学部
経済学部
経営学部
建築学部
社会学部
獣医学部
農産学部
獣医技術学部
環境学部
生徒数 68,099人
教員・研究者数 3,513人
留学生数 671人

1943年に設立したカセサート大学は農林水産学の拠点として作られたタイ初の農業大学であり、世界大学ランキングの農林業分野では2017年に29位を獲得しています。

現在は農業以外にも芸術や薬学分野もスタートしており、タイ国内の大学で一番生徒数が多い大学となっています。

2024年版タイの大学ランキング

タイの大学ランキング

タイの大学で人気が高い最新のランキングは、以下の通りです。

順位 区分 大学名
1 国立 チュラロンコン大学
2 国立 マヒドン大学
3 国立 チェンマイ大学
4 国立 タマサート大学
5 国立 カセサート大学
6 国立 キングモンクット工科大学トンブリ校
7 国立 プリンスオブソンクラ大学
8 国立 コンケン大学
9 国立 スラナリー工科大学
10 国立 キングモンクット工科大学ラートクラバン校
11 国立 キングモンクット工科大学北バンコク校
12 公立 メーファールアン大学
13 国立 ナレスアン大学
14 国立 シラパコーン大学
15 私立 セントジョンズ大学
16 国立 シーナカリンウィロート大学
17 公立 ワライラック大学
18 公立 ブラパ大学
19 国立 マハーサーラカーム大学
20 私立 アサンプション大学

ランキングを見ても分かるように上位は全て国立大学が占めており、高水準の教育を受けられるのに学費が安い点で人気が高いと言えるでしょう。

1位のチュラロンコン大学や2位のマヒドン大学は、タイの中心地であるバンコクに位置しています。

複数のショッピングモールや観光名所が多いバンコクは旅行先としても人気が高いため、バンコク近辺の大学を選ぶことで充実したタイ生活を過ごすことができるでしょう。

タイで大学生に人気のエリアは?

タイで大学生に人気のエリアは?

タイで大学生に人気のスポットは中心地であるバンコクに集中しており、定番の人気エリアから穴場エリアまでご紹介していきます。

本場タイ料理の食べ歩きを楽しむことができるマーケットや複数建ち並ぶ大型ショッピングモールがタイの大学生に人気です。

1日中でも遊べる人気のエリアを徹底解説していきます。

カオサン通り

カオサン通りは世界中のバックパッカーが訪れる場所であり、「バックパッカーの聖地」として広く知られています。

トムヤムクンやパッタイなどのタイ料理が楽しめるカフェや屋台が約300メートルに渡って建ち並んでいるため、本場のタイ料理を食べに行きたい方におすすめです。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットは、その名の通り週末限定で開催されるバンコク最大の公設市場になります。

衣類やインテリア・飲食店はもちろん、ペット用品や骨董品などを取り揃えるショップや露天が15,000軒以上も入っているため、1日で全部を見て回るのは困難なほどの広さです。

ミクストチャトゥチャックというショッピングモールが新しくマーケットの隣に出来ており、毎日オープンしているため大学生にはこちらの方が人気が高いと言えるでしょう。

ザ・ワン・ラチャダー

ザ・ワン・ラチャダーは2022年9月にオープンしたばかりのナイトマーケットであり、飲食店での食事や雑貨店でショッピングを楽しむことができます。

白いテントと大きなヤシの木が印象的で、南国リゾート感を感じられる人気スポットです。

アジアティーク・ザ・リバーフロント

アジアティーク・ザ・リバーフロントは東京ドーム約2.5個分の広さを有しており、横浜の赤レンガ倉庫のように港町の雰囲気を残した大型商業施設です。

約1,500軒の店舗やレストランが入っているため、1日中でもウインドウショッピングやレストランでの食事を楽しむことができます。

マハナコーン・スカイウォーク

マハナコーン・スカイウォークはキングパワー・マハナコーンビルの最上階(78階)にある展望スポットであり、地上314メートルの高さはタイで一番高いビルと言われています。

360度のパノラマビューでバンコク市内を一望できたり、ルーフトップバーでお酒が楽しめます。

シーライフ・バンコク・オーシャン・ワールド

サイアム・パラゴンという高級デパートの地下1階と2階部分にある東南アジア最大級の水族館であり、デパートの中とは思えないほど広く立派な水族館が楽しめます。

BTSサイアム駅直結というアクセスの良さも嬉しいポイントであり、ボートに乗ってサメの餌やりという貴重な体験ができます。

タイの大学事情|まとめ

タイの大学は日本の大学と比較しても教育面において劣っていることはなく、むしろ世界から評価されている部分もたくさんあります。

加えて学費の安さや飛び級というメリットもあるため、タイの大学に進学するのはおすすめできる選択肢と言えます。

タイの大学に進学・移住をする場合は、RENOSY Thailandにぜひご相談ください。

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